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まちづくりの新拠点オープン 田辺駅前に「en+」

「tanabe en+」のオープニング式典で、テープカットをする真砂充敏市長(左から3人目)ら関係者=10日、和歌山県田辺市湊で
「tanabe en+」のオープニング式典で、テープカットをする真砂充敏市長(左から3人目)ら関係者=10日、和歌山県田辺市湊で
 和歌山県田辺市のJR紀伊田辺駅前に完成した市街地活性化施設「tanabe en+(たなべ えんぷらす)」が10日、オープン初日を迎えた。真砂充敏市長ら関係者がテープカットをして、まちづくりの新たな拠点としてのスタートを祝った。

 「en+」は木造・鉄骨造り2階建てで、延べ床面積304平方メートル。1階には地域産品をPRするセレクトショップとカフェ、2階には異業種の人たちが交流しながら仕事をするワークスペースがある。まちづくり会社「南紀みらい」が指定管理者として運営する。

 式典では、真砂市長が「この10月には、扇ケ浜に植芝盛平の記念館を併設した新武道館も完成する。また、たなべ未来創造塾などソフトの取り組みも評価されている。ハードとソフトの両方が相まって、中心市街地を起点として田辺市がますます発展できるよう、頑張って取り組んでいきたい」とあいさつ。関係者が一列に並び、テープカットをした。

 「en+」の完成により、国のモデル地区指定を受けて市が2017年度から取り組んできた「景観まちづくり刷新事業」が完了した。

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