輝いた最後の舞台 田辺高・中の新体操部が発表会
新型コロナウイルスの影響で今夏の全国大会や出場を懸けた予選が中止になったことを受けて、和歌山県立田辺高校と田辺中学校の新体操部が9日、田辺市学園の田辺高体育館で演技の発表会を開いた。部活動を引退する中・高の3年生は最後の舞台になり、訪れた保護者らの前で練習の成果を披露した。
新体操部は高校生が11人、中学生が14人。部員たちが保護者や教職員ら約50人を招待し、暑さや換気に気を付けながら開いた。ダンスから始まり、中・高の各団体メンバーの演技、高校3年生による個人演技などがあった。
田辺高新体操部の3年生は、垣本真子さん(17)と田中朱さん(17)の2人。ともに1、2年生の時は団体で全国高校総体(インターハイ)に出場した。今年の大会は中止になり目標を失いかけたが、発表会に向けて練習に励み、体調管理に努めた。
高校から新体操を始めた垣本さんは、個人でリボンの演技を披露した。「練習の成果を披露する場をつくっていただいてありがたかった。成長した姿を見てもらえてうれしい。新体操を通じて、得難い経験をさせてもらった」と周囲の支えに感謝した。
田中さんは田辺中1年生の時から新体操を続け、この発表会が6年間の集大成となった。プログラムの最後を飾ったクラブの個人演技では、中学3年生の時に出場した全国大会で着たレオタード姿で臨んだ。「最後の大会がなくなり、もっと真剣にクラブに取り組めばよかったと悔やんだ時もあった。発表会ではみんなに演技を見てもらい、何より自分が楽しもうと臨み、今までの思いを全部込めて演技した」と、感無量だった。
田辺中の3年生は全員で8人。ダンスや団体の演技を披露した主将の田中陽菜さん(14)は「発表会に向けてみんなで話し合い、まとまることができた。今までで一番いい演技ができた」と、すがすがしい表情だった。
新体操部は高校生が11人、中学生が14人。部員たちが保護者や教職員ら約50人を招待し、暑さや換気に気を付けながら開いた。ダンスから始まり、中・高の各団体メンバーの演技、高校3年生による個人演技などがあった。
田辺高新体操部の3年生は、垣本真子さん(17)と田中朱さん(17)の2人。ともに1、2年生の時は団体で全国高校総体(インターハイ)に出場した。今年の大会は中止になり目標を失いかけたが、発表会に向けて練習に励み、体調管理に努めた。
高校から新体操を始めた垣本さんは、個人でリボンの演技を披露した。「練習の成果を披露する場をつくっていただいてありがたかった。成長した姿を見てもらえてうれしい。新体操を通じて、得難い経験をさせてもらった」と周囲の支えに感謝した。
田中さんは田辺中1年生の時から新体操を続け、この発表会が6年間の集大成となった。プログラムの最後を飾ったクラブの個人演技では、中学3年生の時に出場した全国大会で着たレオタード姿で臨んだ。「最後の大会がなくなり、もっと真剣にクラブに取り組めばよかったと悔やんだ時もあった。発表会ではみんなに演技を見てもらい、何より自分が楽しもうと臨み、今までの思いを全部込めて演技した」と、感無量だった。
田辺中の3年生は全員で8人。ダンスや団体の演技を披露した主将の田中陽菜さん(14)は「発表会に向けてみんなで話し合い、まとまることができた。今までで一番いい演技ができた」と、すがすがしい表情だった。