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災害に備え簡単クッキング学ぶ みなべ女性会

作った料理を試食するみなべ女性会メンバー(20日、和歌山県みなべ町芝で)
作った料理を試食するみなべ女性会メンバー(20日、和歌山県みなべ町芝で)
(左から)サバカレー、さばじゃが、切り干し大根サラダ
(左から)サバカレー、さばじゃが、切り干し大根サラダ
 和歌山県みなべ町のみなべ女性会(松川賀子会長)は20日、同町芝の南部公民館で、簡単にできる防災食の説明会や試食会を開いた。

 女性会は3月に京都の防災センターに研修に行く予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、災害への意識を高める機会にしようと、簡単クッキングを学ぶ場を設けた。

 女性会役員で「戸仲ふぇ」(みなべ町西岩代)オーナーの石大和子さんがレシピを考え、指導した。今年1月には町内で和歌山イコール会議の防災セミナーがあり、会議メンバーでもある石大さんがその時のメニューを基本にアレンジした。

 作ったのは、ご飯、サバカレー、切り干し大根サラダ、さばじゃがの4品。密集を避けるため、役員7人で調理し、調理の様子をビデオ撮影して、試食会で参加者に見せて紹介した。

 試食会にはメンバー約30人が参加し、質問もしながら調理方法を学んだ。調理では、ご飯やサバカレー、さばじゃがはナイロン袋やポリ袋に材料を入れて鍋で加熱し、切り干し大根サラダもナイロン袋の中で材料や調味料を混ぜ合わせるなどして作った。

 また災害時を想定し、料理を入れる器は牛乳パックやカレンダー、チラシを折って作ったものに盛り付けた。参加者は感心しながら試食していた。

 石大さんは「材料はその時にあるもので臨機応変に作って。梅干しは調味料として使える。災害時の食事は大切で、隣近所と助け合いながら作る発想をしてもらえたら」と話した。

 松川会長も「おいしく簡単にできる。災害でなくても、一度家庭で作っていただきたい」と呼び掛けた。

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