和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

田辺市美術展覧会が中止 新型コロナ状況踏まえ

 和歌山県田辺市と市教育委員会は、10月に同市新屋敷町の紀南文化会館で開く予定だった本年度の「田辺市美術展覧会」(市展)を中止すると発表した。新型コロナウイルス感染症の現状を踏まえ、運営委員会で協議した結果、出品者や観覧者、関係者などの安全、安心を確保することが難しいと判断した。

 市展は1950年に始まり、昨年まで66回開催してきた。洋画や写真、工芸、書、彫塑、生花の6部門で作品を公募。田辺市だけではなく周辺自治体の住民も出品し「市展」の愛称で親しまれている。

 昨年度は195人から209点の応募があった。

■トレイナートも

 JR紀勢線などを舞台にした芸術イベント「紀の国トレイナート」の実行委員会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本年度の開催を中止すると決めた。昨年度は9月下旬~10月下旬に開いていた。

■八咫の火祭り、こだま祭も

 田辺市本宮町の恒例イベント「八咫(やた)の火祭り」と「こだま祭」は今年、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止することが決まった。

 八咫の火祭りは例年8月に開いているが、今年は例年11月に開催しているこだま祭との同日開催を計画していた。

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