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龍のモニュメント作り進む 龍神温泉街の入り口

木製モニュメントの彫刻を手掛ける城所ケイジさん(田辺市龍神村龍神で)
木製モニュメントの彫刻を手掛ける城所ケイジさん(田辺市龍神村龍神で)
 田辺市龍神村の龍神温泉協会(若井浩平会長)が温泉街入り口の国道371号沿いに設置する、樹齢約300年のスギのモニュメント作りが進んでいる。

 龍神温泉のシンボルとなるものを地元材で建てようと計画。丸太にチェーンソーで彫刻するチェーンソーアートの元世界チャンピオン、城所ケイジさん(53)=龍神村柳瀬=が25日から作業に当たっている。

 スギの巨木は直径が約1・1メートル、長さ約6メートル(地上部は約5メートル)。もともと看板があった部分に足場を組んで、ネットで囲って作業をしている。

 城所さんによると、龍がスギの巨木に巻き付いて湯煙の中から昇っていくデザインにする。思っていたより木は堅いという。雨天時は中断することがあり、6月末ごろの完成を目指している。

 城所さんは「龍神温泉に来ていただくお客さんと、樹齢300年のスギ自体にも喜んでもらうように彫刻したい。また、新型コロナウイルス感染症終息の祈りを込めて仕上げていきたい」と話している。

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