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経営悪化でCF始める 串本の古民家ホテル

 新型コロナウイルスの感染拡大で経営が悪化している串本町串本にある宿泊・飲食施設「NIPPONIA HOTEL(ニッポニア ホテル) 串本熊野海道」はインターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。募集目標額は300万円。

 国の登録有形文化財(建造物)である旧神田家別邸(稲村亭)を活用した施設。まちづくり会社「一樹の蔭」(博多敏希社長)が所有し、we株式会社(松岡庸一郎社長)が運営している。新型コロナの影響で予約がゼロになり、存続の危機を迎えているという。

 CFは、1口千~120万円。出資者の特典としてトルコ巾着、オリジナルTシャツ、法被、未来宿泊券などがもらえる。CFサイトは「CAMPFIRE」で、期間は6月28日まで。

 県はこのほど、この取り組みをCF活用支援対象に認定。県内金融機関や支援機関と連携しながら事業展開を支援していくとしている。

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