和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

持ち帰りやオンライン、9割が「利用したい」

 新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響を尋ねた、まちづくり会社「南紀みらい」(田辺市湊)のアンケートで、消費者の9割近くがテークアウト(持ち帰り)やオンライン体験などを利用し始めたり、利用したいと考えたりしていることが分かった。

 アンケートは4月22日~5月6日に、ウェブ上で実施した。田辺市と周辺町の20~60代の51人が回答した。

 新型コロナを機に、初めて利用したサービスがあった人は40人。新たに利用したサービスで最も多かったのは飲食店でのオードブルや弁当のテークアウトで、約7割を占めた。また3割近くがオンラインでの飲み会や会議などを体験していた。

 今後受けてみたいサービスでは、飲食メニューの宅配が目立った。総菜の販売やレシピと材料のキットなど、自宅での料理を充実させるサービスの需要も高かった。ワークショップや婚活など既存サービスのオンライン化を求める声もあった。

 南紀みらいは「消費者側のニーズに合わせ、一緒に新たな付加価値を生み出そうという提案もあった。事業者の皆さんには、アンケートをサービスの改善や新ビジネス創出のヒントにしてもらいたい」と話している。

 アンケート結果は、南紀みらいのフェイスブックなどウェブ上で公開するとともに、商工業関連団体に情報を提供する。データの送付などにも応じる。

 問い合わせは南紀みらい(0739・25・8230)へ。

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