和歌山県田辺市の山中でツツジの仲間が花盛り。同市下川上の林道沿い斜面では、淡黄色のヒカゲツツジと淡紅紫色のウンゼンツツジが共演している。

　ヒカゲツツジは高さ１、２メートルほどの常緑低木で、崖や岩場に生える。花の直径は約４、５センチで、枝先に２～４個が散形状に開く。和名は谷沿いの日当たりが弱い所に生えることにちなんでいる。

　ウンゼンツツジは高さ０・８～１・５メートルの半常緑低木で林縁や岩場に生える。和名は長崎県の雲仙岳に由来する。花の直径が１・５センチほどと小さく、枝は短く細かく分かれて葉は小さい。

　この他、モチツツジやサツキなども咲いている。