放棄園の梅の木切ります みなべ梅郷クラブ、ウバメ植樹も
和歌山県みなべ町の農業青年でつくる4Hクラブ「みなべ梅郷クラブ」は耕作放棄地対策として、本年度から、放棄園の梅の木の伐採を有償で請け負う活動を始める。園の所有者と相談し、可能な場所には補助金を活用して備長炭の原木であるウバメガシを植える。5月の町広報誌と一緒に案内チラシを配布する。
近年、高齢化や後継者不足などで耕作放棄地の増加が課題となっている。放っておくと病害虫や獣害を広げることにもなることから、危惧したメンバーがこの活動を考えた。
活動を始めるに当たり、町内で取ったアンケートの結果からは「手に負えない」「労働力がない」などの理由で耕作放棄地の多くで、木が伐採されずに手つかずの状態であること、今後は山に戻ってもよいという希望もあることが分かった。
そこで、クラブは伐採班をつくり、有償で耕作放棄地の梅の木を切る活動をすることにした。一方で、町のもう一つの特産である紀州備長炭も原木不足が課題となっているため、耕作放棄地で梅の木を切った後、周囲に影響を与えない場所ではウバメガシを植えることにする。
昨年度は試験的に時間や人手、請負予算を出すため、東本庄と東神野川の耕作放棄地で梅の木を切った。東神野川の園地には「みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会」の補助金を活用し、ウバメガシの苗木200本を植えた。
梅の木の伐採の請負金額は、1反(約10アール)当たり4万円。切った後のウバメガシの植栽については、園地の所有者と相談し、補助金も活用して進めるという。
クラブは「継続して活動していきたい。自分たちのクラブだけではできない部分も出てくると思うので、他の団体とも協力して取り組んでいきたい」としている。
伐採の希望や問い合わせは、クラブ伐採担当の山本宗一郎さん(090・7880・7721)へ。
近年、高齢化や後継者不足などで耕作放棄地の増加が課題となっている。放っておくと病害虫や獣害を広げることにもなることから、危惧したメンバーがこの活動を考えた。
活動を始めるに当たり、町内で取ったアンケートの結果からは「手に負えない」「労働力がない」などの理由で耕作放棄地の多くで、木が伐採されずに手つかずの状態であること、今後は山に戻ってもよいという希望もあることが分かった。
そこで、クラブは伐採班をつくり、有償で耕作放棄地の梅の木を切る活動をすることにした。一方で、町のもう一つの特産である紀州備長炭も原木不足が課題となっているため、耕作放棄地で梅の木を切った後、周囲に影響を与えない場所ではウバメガシを植えることにする。
昨年度は試験的に時間や人手、請負予算を出すため、東本庄と東神野川の耕作放棄地で梅の木を切った。東神野川の園地には「みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会」の補助金を活用し、ウバメガシの苗木200本を植えた。
梅の木の伐採の請負金額は、1反(約10アール)当たり4万円。切った後のウバメガシの植栽については、園地の所有者と相談し、補助金も活用して進めるという。
クラブは「継続して活動していきたい。自分たちのクラブだけではできない部分も出てくると思うので、他の団体とも協力して取り組んでいきたい」としている。
伐採の希望や問い合わせは、クラブ伐採担当の山本宗一郎さん(090・7880・7721)へ。