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郵送で本貸し出し、休校中の小中学生に 田辺市立図書館

小中学生から貸し出し希望があった本を、レターパックに詰めて郵送する(和歌山県田辺市東陽の市立図書館で)
小中学生から貸し出し希望があった本を、レターパックに詰めて郵送する(和歌山県田辺市東陽の市立図書館で)
 和歌山県の田辺市立図書館(田辺市東陽)は21日から、市内の小中学生を対象に、郵送で本を貸し出すサービスを始める。新型コロナウイルスの感染拡大で学校の臨時休校が続く中、子どもたちに読書の楽しみを届けたり、家庭学習を支援したりしようという取り組み。送料無料で、5月6日まで実施する予定。


 市立図書館は国の緊急事態宣言を受け、19日から5月6日まで、旧4町村にある分室も含めて臨時休館することを決めている(5月7日は通常休館日)。休館期間中も、職員は通常通り出勤する。

 郵送での貸し出しは、市内の小中学校に通う児童・生徒が対象。申し込みは電話で受け付ける。

 貸し出しできるのはレターパック(縦34センチ、横24・8センチ、厚さ3センチ)に入る大きさの本で、1回につき2冊まで。借りたい本の書名と、学校名や学年、氏名、住所、電話番号を伝えれば、利用者カードを持っていなくても借りることができる。

 貸出期間は2週間で、返却は同封されている返送用のレターパックに本を入れて、送り返せばよい。

 蔵書は、市立図書館のホームページで検索することができる。

 松本光生館長は「休校が長引き、外出の自粛も求められている中で、子どもたちもストレスがたまっていると思う。この機会に少しでも本に親しんでもらえたら。家庭学習にも役立ててほしい」と話している。

 貸し出しの申し込み、問い合わせは、市立図書館(0739・22・0697)へ。受付時間は午前9時~午後5時。27日は休み。


 市立図書館は19日~5月6日の臨時休館に伴い、すでに貸し出し中の本について、返却期限を5月15日まで延長する。休館期間中も、返却ポストは利用できる。予約本の受取期限も、5月15日まで延長する。

 市内の拠点を巡回している移動図書館も休館期間中、運行を中止する。貸し出し中の本は、次回の巡回日まで返却期限を延長する。

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