ヒロメ漁シーズンようやく到来 田辺湾、不漁を心配
和歌山県の田辺湾に春を告げる海藻ヒロメ(ヒトハメ)漁がシーズンを迎えている。今年は時期が遅い上、不漁で、漁師らは例年の3分の1程度になるのではと心配している。
新庄漁協(田辺市新庄町)では約20人がヒロメ漁をしている。漁師は漁船から箱眼鏡をのぞきながら長い特殊なさおを操り、ヒロメを巻き取っている。例年多い日には50キロ以上採っているが、今年は10~20キロがやっとだという。
例年なら、シーズン中に4~5トンを水揚げしているが、1~2トンに落ち込むのではないかと予測している。不漁の原因ははっきりとは分からないが、冬季の海水温が高かったのが影響した可能性があるとみている。
ヒロメはうちわのような形をしたワカメの仲間で、大きなものは1メートルほどに伸びる。全国でも紀伊半島南部などの限られた海域にしか分布しない。とろみとシャキシャキとした食感が特徴。
新庄漁協(田辺市新庄町)では約20人がヒロメ漁をしている。漁師は漁船から箱眼鏡をのぞきながら長い特殊なさおを操り、ヒロメを巻き取っている。例年多い日には50キロ以上採っているが、今年は10~20キロがやっとだという。
例年なら、シーズン中に4~5トンを水揚げしているが、1~2トンに落ち込むのではないかと予測している。不漁の原因ははっきりとは分からないが、冬季の海水温が高かったのが影響した可能性があるとみている。
ヒロメはうちわのような形をしたワカメの仲間で、大きなものは1メートルほどに伸びる。全国でも紀伊半島南部などの限られた海域にしか分布しない。とろみとシャキシャキとした食感が特徴。