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その名も「ウミテング」参上 串本の海中公園水族館

腹びれを脚のように使って海底を歩くウミテング(18日、和歌山県串本町有田で)
腹びれを脚のように使って海底を歩くウミテング(18日、和歌山県串本町有田で)
 和歌山県串本町有田の串本海中公園水族館に、てんぐの鼻のような長い額を持つことから名付けられたウミテング(海天狗)が登場。愛嬌(あいきょう)のある姿で来館者を楽しませている。

 日本では駿河湾以南、西部太平洋、インド洋などに生息するウミテング科の魚。季節のイベントや行事をテーマに中身を入れ替えている「トピックス水槽」で飼育されている。展示期間は未定。

 町内の漁師が1月中旬にイセエビ漁の網にかかったものを、同館に持ち込んだという。タツノオトシゴの仲間で体長は約5センチ。体は編み目の付いた黄土色、鼻のような額は黒色。生きた小さなエビを餌として与えている。

 同館の担当者は「腹びれを脚のように使って海底をゆっくり歩く姿がとっても面白い。串本の近海でも生息しているが、小さいので見つけることが難しい。ダイバーにも人気がある」と話している。

 問い合わせは水族館(0735・62・1122)へ。

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