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梅香る田辺のまち歩き 文筆家・甲斐さんがガイド、和歌山県

それぞれの好みで選んだ梅酒で乾杯する甲斐みのりさん(右)とツアー参加者=和歌山県田辺市湊で
それぞれの好みで選んだ梅酒で乾杯する甲斐みのりさん(右)とツアー参加者=和歌山県田辺市湊で
 和歌山県田辺市のまち歩きと地域特産の梅の魅力を楽しむツアーが22、23の両日にあった。文筆家で、紀行「田辺のたのしみ」の著者甲斐みのりさん(東京都)が、全国から参加した7人をガイドして、梅林や市街地の和菓子店、居酒屋を巡った。


 南紀みらい(田辺市湊)などが、扇ケ浜を起点に新たなまちの魅力づくりを目指す「シオゴリプロジェクト」の一環。梅の開花時季に合わせて特別企画した。

 紀州石神田辺梅林では散策だけなく、特製弁当による昼食や餅まきを楽しんだ。市街地では和菓子店や闘雞神社、南方熊楠顕彰館などを訪れた。夜は飲食街「味光路」に繰り出した。

 大阪市から参加したパソコン・スマホ教室経営の志賀智保子さん(46)は「白浜や勝浦へ行く際に素通りしていた田辺だけれど、甲斐さんが推していて気になっていた。まちを盛り上げようとしている人が多くて、こちらも楽しくなる。次は友達を誘って訪れたい」とリピーターを宣言した。

 金沢市から参加の会社員、歌代若菜さん(25)は「甲斐さんの本を読んで、昨春に家族で田辺を訪れた。その時はあまり時間がなかったけれど、今回は甲斐さんのガイドで、地元に根付く和菓子店の魅力が実感できた。お土産もたくさん買った。餅まきも面白くて、初めてでも拾うことができた。また違う季節に訪れたい」と笑顔を見せた。

 甲斐さんは「1、2月は全国的に混雑が少なく、ゆっくり過ごせるので旅行にお勧め。田辺の梅林はこの時季ならではの楽しみ。梅の白い花、香りに触れてほしい」と話した。

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