連夜、港でかけ声響く 水門祭の櫂伝馬競漕に向け練習、和歌山県串本
和歌山県串本町大島の「水門(みなと)神社」で8日に営まれる例祭「水門祭」(県無形民俗文化財)に向け、地元の若者でつくる「大同会」の会員らが連夜、大島港で櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)の練習をしている。地元の大島港では、乗組員が勇壮なかけ声で息を合わせ、櫂をこいでいる。
櫂伝馬競漕は「鳳(おおとり)」と「鶽(はやぶさ)」の2隻が大島港から対岸の串本漁港までの往復約3キロで速さを競う。祭りの見どころの一つで、毎年多くの見物人が訪れる。祭りではご神体を載せた当船とともに櫂伝馬が苗我島に向かう「渡御の儀」もある。
町教育委員会が発行した文化財調査研究誌「潮埼荘」によると、昔、串本から帰ってくる当船を迎えるため、若者たちがたまたま入港していた廻船の伝馬船を借り、先を争ってこいだのが始まりとされている。明治になって行事として取り入れられたという。
櫂伝馬1隻にはかじ取りを担う「艫櫂持(ともがいもち)」1人、こぎ手の「練櫂」13人、音頭を取る「伝馬幹事」3人の計17人が乗り込む。力関係を考慮し、乗組員の組み分けが行われた。同町須江の航空自衛隊串本分屯基地の隊員も祭りに協力する。
乗組員は25日から練習を重ねている。午後7時ごろに櫂伝馬に乗り込み、櫂を取り付けて息を合わせてこいでいる。
櫂伝馬の乗組員は次の皆さん。
【鳳】艫櫂持=稲田駿也▽練櫂=福永晃太、長井高志、山下翔也、上地峻人、土井元吉郎、竹田丞、石井天空、田代愛生、植村和明、道田桂也、小倉貴之、関根英児、川中康範▽伝馬幹事=岩谷昇(筆頭)、岩谷耕三、白椿晃也
【鶽】艫櫂持=滝本虎之介▽練櫂=吉田颯平、木下大己、太田佑介、前康生、岡地大海、秋枝航平、中村俊哉、西山晴也、笹侑輝、小野竜也、仁木計肇、大瀬戸浩治、菊池悠介▽伝馬幹事=吉田龍(筆頭)、高井健太、中谷浩平
櫂伝馬競漕は「鳳(おおとり)」と「鶽(はやぶさ)」の2隻が大島港から対岸の串本漁港までの往復約3キロで速さを競う。祭りの見どころの一つで、毎年多くの見物人が訪れる。祭りではご神体を載せた当船とともに櫂伝馬が苗我島に向かう「渡御の儀」もある。
町教育委員会が発行した文化財調査研究誌「潮埼荘」によると、昔、串本から帰ってくる当船を迎えるため、若者たちがたまたま入港していた廻船の伝馬船を借り、先を争ってこいだのが始まりとされている。明治になって行事として取り入れられたという。
櫂伝馬1隻にはかじ取りを担う「艫櫂持(ともがいもち)」1人、こぎ手の「練櫂」13人、音頭を取る「伝馬幹事」3人の計17人が乗り込む。力関係を考慮し、乗組員の組み分けが行われた。同町須江の航空自衛隊串本分屯基地の隊員も祭りに協力する。
乗組員は25日から練習を重ねている。午後7時ごろに櫂伝馬に乗り込み、櫂を取り付けて息を合わせてこいでいる。
櫂伝馬の乗組員は次の皆さん。
【鳳】艫櫂持=稲田駿也▽練櫂=福永晃太、長井高志、山下翔也、上地峻人、土井元吉郎、竹田丞、石井天空、田代愛生、植村和明、道田桂也、小倉貴之、関根英児、川中康範▽伝馬幹事=岩谷昇(筆頭)、岩谷耕三、白椿晃也
【鶽】艫櫂持=滝本虎之介▽練櫂=吉田颯平、木下大己、太田佑介、前康生、岡地大海、秋枝航平、中村俊哉、西山晴也、笹侑輝、小野竜也、仁木計肇、大瀬戸浩治、菊池悠介▽伝馬幹事=吉田龍(筆頭)、高井健太、中谷浩平