ラトビア共和国とリトアニア共和国は14日、共同で大阪・関西万博に出展する「バルトパビリオン」のデザインコンセプト「WE ARE ONE」を発表した。

【画像】かわいらしいキノコのマスコット・バラビちゃん

　「WE ARE ONE」には、自然、人類、技術の相乗効果を強調し、より良い未来への協力的な取り組みを鼓舞するという意味が込められている。また、エネルギー効率と持続可能性を重視し、予想される来場者数の多さに対応するための独特な曲線構造を備える。来場者は、北ヨーロッパの豊かな自然の多様性、文化遺産、そしてさまざまな分野での進歩を推進するバルト地域の革新精神を体感することができるという。

　展示デザインは、ラトビア出身で『ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2018』における「Best Design Medal」受賞作品を手がけた展示デザイナー兼アーティストのアルトゥールス・アナルツ氏が主導した。

　また、同パビリオンの公式マスコットキャラクター「バラビちゃん」も発表された。バルト語派で「ポルチーニ茸」を意味する言葉にちなんで命名された。親しみやすいデザインであると同時に、キノコがバルト地域の人々に愛される自然の恵みであり、伝統的に幸運の象徴とされてきたことに由来する。

　ラトビア共和国駐日大使のズィグマールス・ズィルガルヴィス氏は「大阪・関西万博への参加は、私たちの共有する価値観とそれぞれの特異性を発信し、バルト三国の認知度を高めるとともに、日本とバルト三国間の経済協力を促進する貴重な機会となります」と期待を示した。リトアニア共和国駐日大使のオーレリウス・ジーカス氏も「日本各地や諸外国から訪れる来場者の方々にバルト地域の創造性、革新性、自然の美しさをご紹介できることを大変うれしく思います」と喜びを語った。

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