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紀南の2校が優秀賞 アルミ缶回収で表彰、和歌山

アルミ缶の回収に取り組む大塔中の環境委員会の生徒=提供
アルミ缶の回収に取り組む大塔中の環境委員会の生徒=提供
学年ごとに集まったアルミ缶の重さを量る、三栖小環境委員会の児童=提供
学年ごとに集まったアルミ缶の重さを量る、三栖小環境委員会の児童=提供
 アルミ缶リサイクル協会(東京都)が取り組んでいる「アルミ缶小・中学校回収協力者表彰」の2024年度優秀賞に、和歌山県内から大塔中学校(田辺市鮎川)と三栖小学校(同市中三栖)が選ばれた。

 同協会では毎年、全国約1500カ所の登録回収拠点から推薦があった小中学校に対し、活動年数や1年間の総回収重量や1人当たりの回収量などを評価し、優秀賞受賞校を選んでいる。本年度は小学校30校、中学校10校、小中一貫校2校の計42校が選ばれた。

 大塔中、三栖小ともに10年以上前からアルミ缶の回収に取り組んでおり、各校の環境委員会が集まったアルミ缶を袋にまとめ、市内の回収業者「蒲田嵩商店」に渡している。

 大塔中では、学校と隣接する大塔体育館付近に回収ボックスを設置。「きちんと洗って出してください」と呼びかけ、保護者や地域住民からも回収している。11月にあった文化発表会で表彰式が行われ、環境委員会2人が代表として協会職員から表彰状と記念品を受け取った。環境委員会の田中蒼太さん(2年)は「みんなの前で表彰を受けるのは恥ずかしかったが、うれしかった」、委員長の立山勇清さん(1年)は「普段の行いが形になって返ってきて良かった。これからも積極的に取り組んでいきたい」と話した。

 三栖小では環境委員が、前期と後期で回収目標を立て、学年ごとに月の回収量を集計。学期で一番多く集めた学年を校内表彰するなどしている。また手作りのポスターを掲示するなどして、協力を呼びかけている。

 三栖小では今月18日に協会職員が学校を訪れ、表彰式が行われた。

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