”ユニバーサルデザイン推進” タカラトミーグループ「小さな凸」をすべての電子玩具に適用
視覚に障害がある人も玩具を操作しやすくする“スイッチ等への凸表示の工夫
ユニバーサルデザイン推進 “より多くの人が使いやすい商品づくりをスタンダードに"
タカラトミーグループ「小さな凸」をすべての電子玩具に適用
視覚に障害がある人も「電源のON/OFF」や「電池カバーのネジ穴」を簡単に把握できるように設けられた工夫
株式会社タカラトミー(代表取締役社長:富山彰夫 /所在地:東京都葛飾区)は、視覚に障害がある人も玩具を操作しやすくする“スイッチ等への凸表示の工夫”「小さな凸」を、2024年度からタカラトミーグループすべての電子玩具製品に適用することを決定しました。おもちゃの形状の都合や、金型製作が当社グループでないなどの制約から一部対応できないものは、その旨申請しないと開発プロセスが進められない仕組みを作り、原則全ての電子玩具に対応します。
これは1990年から開始した「小さな凸」の適用範囲を共遊玩具(※1)以外の製品や、国内外のグループ各社の商品カテゴリーにも広げるものです。海外グループ会社TOMY Internationalのベビー向け製品(2024年7月)で既に採用し、カプセル玩具「ガチャ」(発売元:株式会社タカラトミーアーツ/2024年12月)や、鉄道模型「TOMIX」のHOゲージシリーズ(発売元:株式会社トミーテック/2025年春)などにおいても新たに採用します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412191990-O4-25nkU29T】
「凸表示」は、電源スイッチのON側に凸点を付けてどちらがONなのかをさわってもわかるようにしたり、電池蓋を開閉するためのネジ穴の周囲に凸状のリングを入れて、他のネジ穴とさわっても区別できるようにするもので、視覚に障害がある子どもたちにとっておもちゃが操作しやすくなるほか、視覚障害があり育児をする大人たちにとっても有用です。
タカラトミーは2024年に創業100周年を迎え、新中期サステナビリティ目標「ユニバーサルデザイン・DEI視点に配慮したおもちゃ、アソビの創出」を掲げましたwww.takaratomy.co.jp/company/csr/ourjourney/。
おもちゃが人々を分かつものではなく、人と人とをつなげるものであってほしいという願いの下、玩具を通じた共生社会実現に向け、その開発と普及活動を継続してまいります。www.takaratomy.co.jp/company/csr/story/2024/universaldesign
※1 「共遊玩具」について:
タカラトミー共遊玩具ホームページ:www.takaratomy.co.jp/products/kyouyu
目の不自由な子もそうでない子も、障害の有無にかかわらず、楽しく遊べるように「配慮」された玩具で、一般市場に向けてつくられ販売されるものをいいます。 タカラトミーでは1980年に、障害のある子どもたちのための玩具の研究開発部門「HT研究室」を社内に設置し、その10年後、1990年には、専用ではなく一般市場向けに「目や耳の不自由な子どもたちも楽しく遊べるよう工夫された玩具」の開発と販売を開始しました。当社で始まったこの活動は玩具業界全体の活動として一般社団法人日本玩具協会に引き継がれ、現在では「共遊玩具(きょうゆうがんぐ)」という名称で、その開発推進は玩具業界の大切な活動のひとつと位置づけられています。
■小さな凸について
スイッチの凸表示
ON側に凸表示をつけ、さわってもどちらがONかわかるようにする工夫
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412191990-O2-C3JBFaJ2】
電池蓋のネジのリング
電池カバーを開くためのネジ穴を簡単に把握できるように設けられた工夫
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412191990-O3-Kj0TNfZO】
「小さな凸」の適用範囲の拡大
①共遊玩具だけでなくすべての電子玩具製品に
これまで、視覚に障害がある子どもたちを考慮した共遊玩具を対象に、「凸表示」を行ってきましたが、今後はすべての電子玩具製品に適用いたします。おもちゃの形状の都合で「凸表示」が入れられないものについてはその旨申請しないと開発プロセスが進められない仕組みを作り、ひとつでも多くのおもちゃに「凸表示」ができるよう努めます。視覚に障害がある子どもたちは、共遊玩具以外のおもちゃでも遊びます。また、視覚障害があり育児をする大人たちも、日々さまざまなおもちゃに触れています。共遊玩具に限らず、すべての電子玩具に「凸表示」を採用することで、より多くの人たちがより安心して操作できるおもちゃづくりを目指します。
②タカラトミーだけでなくグループ各社の商品にも
タカラトミーグループが金型製作を担うすべての電子玩具製品に適用を拡大するにあたり(※2)、「タカラトミ―グループ品質規程」に基づく品質基準書の改定や、開発プロセス及び検査工程の見直しを行っています。
※2 一部、製品の制約上対応できないものがあります
各社商品例
TOMY International(所在地:アメリカ合衆国イリノイ州)
商品名 「Key n' Go Johnny Tractor - John Deere Kids」(2024年7月発売)
©2024 Deere & Company
株式会社タカラトミーアーツ(所在地:東京都葛飾区)
商品名 ガチャ 「ガチャポリス!~犯罪都市を救え~」(2024年12月発売)
©T-ARTS ※「ガチャ®」は株式会社タカラトミーアーツの登録商標です。
株式会社トミーテック(所在地:栃木県壬生町)
商品名 鉄道模型 「HOクリーニングカー」(2025年春発売予定)
©TOMYTEC
視覚障害に関わる研究をされている中野泰志氏(慶應義塾大学経済学部教授)コメント
「2024年4月に障害者差別解消法が改正され、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。配慮の申し出がある前に、企業として正式に事前的改善措置を行うことは、とても素晴らしいことです。"凸表示が入れられないものについてはその旨申請しないと開発プロセスが進められないことになった"意義も、とても大きいと思います。」
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202412191990
ユニバーサルデザイン推進 “より多くの人が使いやすい商品づくりをスタンダードに"
タカラトミーグループ「小さな凸」をすべての電子玩具に適用
視覚に障害がある人も「電源のON/OFF」や「電池カバーのネジ穴」を簡単に把握できるように設けられた工夫
株式会社タカラトミー(代表取締役社長:富山彰夫 /所在地:東京都葛飾区)は、視覚に障害がある人も玩具を操作しやすくする“スイッチ等への凸表示の工夫”「小さな凸」を、2024年度からタカラトミーグループすべての電子玩具製品に適用することを決定しました。おもちゃの形状の都合や、金型製作が当社グループでないなどの制約から一部対応できないものは、その旨申請しないと開発プロセスが進められない仕組みを作り、原則全ての電子玩具に対応します。
これは1990年から開始した「小さな凸」の適用範囲を共遊玩具(※1)以外の製品や、国内外のグループ各社の商品カテゴリーにも広げるものです。海外グループ会社TOMY Internationalのベビー向け製品(2024年7月)で既に採用し、カプセル玩具「ガチャ」(発売元:株式会社タカラトミーアーツ/2024年12月)や、鉄道模型「TOMIX」のHOゲージシリーズ(発売元:株式会社トミーテック/2025年春)などにおいても新たに採用します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412191990-O4-25nkU29T】
「凸表示」は、電源スイッチのON側に凸点を付けてどちらがONなのかをさわってもわかるようにしたり、電池蓋を開閉するためのネジ穴の周囲に凸状のリングを入れて、他のネジ穴とさわっても区別できるようにするもので、視覚に障害がある子どもたちにとっておもちゃが操作しやすくなるほか、視覚障害があり育児をする大人たちにとっても有用です。
タカラトミーは2024年に創業100周年を迎え、新中期サステナビリティ目標「ユニバーサルデザイン・DEI視点に配慮したおもちゃ、アソビの創出」を掲げましたwww.takaratomy.co.jp/company/csr/ourjourney/。
おもちゃが人々を分かつものではなく、人と人とをつなげるものであってほしいという願いの下、玩具を通じた共生社会実現に向け、その開発と普及活動を継続してまいります。www.takaratomy.co.jp/company/csr/story/2024/universaldesign
※1 「共遊玩具」について:
タカラトミー共遊玩具ホームページ:www.takaratomy.co.jp/products/kyouyu
目の不自由な子もそうでない子も、障害の有無にかかわらず、楽しく遊べるように「配慮」された玩具で、一般市場に向けてつくられ販売されるものをいいます。 タカラトミーでは1980年に、障害のある子どもたちのための玩具の研究開発部門「HT研究室」を社内に設置し、その10年後、1990年には、専用ではなく一般市場向けに「目や耳の不自由な子どもたちも楽しく遊べるよう工夫された玩具」の開発と販売を開始しました。当社で始まったこの活動は玩具業界全体の活動として一般社団法人日本玩具協会に引き継がれ、現在では「共遊玩具(きょうゆうがんぐ)」という名称で、その開発推進は玩具業界の大切な活動のひとつと位置づけられています。
■小さな凸について
スイッチの凸表示
ON側に凸表示をつけ、さわってもどちらがONかわかるようにする工夫
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412191990-O2-C3JBFaJ2】
電池蓋のネジのリング
電池カバーを開くためのネジ穴を簡単に把握できるように設けられた工夫
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412191990-O3-Kj0TNfZO】
「小さな凸」の適用範囲の拡大
①共遊玩具だけでなくすべての電子玩具製品に
これまで、視覚に障害がある子どもたちを考慮した共遊玩具を対象に、「凸表示」を行ってきましたが、今後はすべての電子玩具製品に適用いたします。おもちゃの形状の都合で「凸表示」が入れられないものについてはその旨申請しないと開発プロセスが進められない仕組みを作り、ひとつでも多くのおもちゃに「凸表示」ができるよう努めます。視覚に障害がある子どもたちは、共遊玩具以外のおもちゃでも遊びます。また、視覚障害があり育児をする大人たちも、日々さまざまなおもちゃに触れています。共遊玩具に限らず、すべての電子玩具に「凸表示」を採用することで、より多くの人たちがより安心して操作できるおもちゃづくりを目指します。
②タカラトミーだけでなくグループ各社の商品にも
タカラトミーグループが金型製作を担うすべての電子玩具製品に適用を拡大するにあたり(※2)、「タカラトミ―グループ品質規程」に基づく品質基準書の改定や、開発プロセス及び検査工程の見直しを行っています。
※2 一部、製品の制約上対応できないものがあります
各社商品例
TOMY International(所在地:アメリカ合衆国イリノイ州)
商品名 「Key n' Go Johnny Tractor - John Deere Kids」(2024年7月発売)
©2024 Deere & Company
株式会社タカラトミーアーツ(所在地:東京都葛飾区)
商品名 ガチャ 「ガチャポリス!~犯罪都市を救え~」(2024年12月発売)
©T-ARTS ※「ガチャ®」は株式会社タカラトミーアーツの登録商標です。
株式会社トミーテック(所在地:栃木県壬生町)
商品名 鉄道模型 「HOクリーニングカー」(2025年春発売予定)
©TOMYTEC
視覚障害に関わる研究をされている中野泰志氏(慶應義塾大学経済学部教授)コメント
「2024年4月に障害者差別解消法が改正され、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。配慮の申し出がある前に、企業として正式に事前的改善措置を行うことは、とても素晴らしいことです。"凸表示が入れられないものについてはその旨申請しないと開発プロセスが進められないことになった"意義も、とても大きいと思います。」
プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202412191990