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8日、上富田中でフェス

イベントのチラシと手作りのポスターを持つ、上富田中3年のボランティアの生徒
イベントのチラシと手作りのポスターを持つ、上富田中3年のボランティアの生徒
 和歌山県上富田町岩田の上富田中学校で8日、生徒と地域が協力したイベント「上中祭 カミチュウフェス」(実行委員会主催)が開かれる。

 生徒が地域の人と交流し、地域の仕事や産業に関心を持つことが目的のイベント。保護者などでつくる実行委員会(山本賢実行委員長)と、ボランティアで集まった生徒が協力して企画、運営をしている。昨年も同時期に開催し、約4千人の来場があった。

 当日は午前10時~午後3時、生徒をはじめ地域で活躍するアーティストやダンスチームによる体育館でのライブ、生徒らが考案したメニューの販売や町内・隣接する市町にある飲食店やキッチンカーの出店(計33店予定)で盛り上げる。射的や輪投げなどのゲームコーナーもある。ライブの照明、音響、司会や、飲食店の接客にも生徒が参加し、仕事の大変さや達成感を学ぶ場にする。

 クラウドファンディング(CF)での運営資金協力も呼びかけている。集めた資金は、ポスターの作製費やステージで使用する音響機器のレンタル費などに充てる。学校応援コミュニティーサイト「Yellz(エールズ)」で受け付けている。

 生徒は放課後などに集まり、会場に掲示する手書きのポスターを作るなど準備を進めている。生徒代表の上村力也さん(3年)は「自身は初参加だが、みんなが笑顔で元気になる、上富田町を代表する大きなイベントの一つにしていきたい。準備や当日のボランティアもまだまだ募集している。昨年よりも多くの人に来てもらいたい」と話している。

 実行委員長の山本さんは「今年も開催できるのは皆さまの協力があってこそ。深く感謝したい。昨年の運営を経験した生徒は、より自分たちでイベントをつくり上げるという気持ちが強くなっていると感じる。主体的に活躍できる場にしてほしい。参加を迷っている人も、この機会にぜひボランティアに来てもらえればありがたい」と呼びかけている。
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