『さよならのつづき』撮影秘話や作品に込めた思いなどを語り合うスペシャルインタビュー
動画配信サービス「Netflix」で今月14日から配信が始まったNetflixシリーズ『さよならのつづき』より、有村架純、坂口健太郎、生田斗真、中村ゆりのメインキャスト4人と、脚本を手がけた岡田惠和によるスペシャルインタビュー映像とメイキングカットが公開された。
【動画】スペシャルインタビュー映像
本作は、恋人の雄介(生田)を、プロポーズされたその日に事故で亡くしたさえ子(有村)と、その雄介の心臓を提供されて命を救われた成瀬(坂口)が、何かに導かれるように出会い、成瀬を支え続けてきた妻のミキ(中村)も巻き込んで、思いもしなかった運命に翻ろうされていく、完全オリジナルストーリー。
スペシャルインタビューは、有村と中村、坂口と生田という本編においてそれぞれが演じる役どころとしては貴重な組み合わせでの対談形式となっており、全話完走した視聴者からすると、より興味深いインタビュー映像となっている。
また、脚本を務めた岡田惠和のインタビューもあわせて収録。岡田は「何が正しいか誰にもわからないような、賛否両論分かれることになったとしても、批判が少ない方を選ぶのは辞めようと思っていた。悲しい現実はなくならないけれど、それをどう乗り越えるのかということが一番大きなテーマだった。問いかけで言うと、人は人をどれだけ愛せるのか、どれくらい愛し続けられるのかということですかね」と、脚本家としてこの作品に賭けた並々ならぬ覚悟と本作に込めた想いを明かしている。
有村と中村の対談では、全話の中でも特に話題の2人が対峙するシーンが初めての共演だったと明かし、本編においても重要な場面だからこそ、かなりの緊張感の中で作り上げられたこん身のシーンにおいて、有村が「ある意味お互いが心の声をぶつけられた」と伝えると、中村も同様に「あの瞬間にしかできない演技をお互いにぶつけあえたと思う」と確かめ合うように振り返った。
さらに、2人がそれぞれ演じた役どころの共通点である“自立した女性像”においてトークが及ぶと、それに付随し脚本の岡田は「強いだけでなく繊細だけれども、最終的には自分で全て決めて行動するというヒロイン。今まで有村さんを何度か書いてきた中で一番強いヒロインになった。すごい好きです。」と語り、日本のドラマでよく描かれてきた女性像からのアップデートにおいてこの作品での新たなチャレンジを明かす興味深いエピソードも。
そんなさえ子というキャラクターについて有村は「さえ子を演じる時に、この言葉を思い切りぶつけるのは怖いなと、一つ一つ勇気を持ちながら台詞を言っていました」。中村は「さえ子はしっかり自分の足で立とうとする現代女性。でも裏には苦悩や寂しさを抱えているけれど、どうにか自分を奮い立たせて生きているというところにすごく共感ができた」と語った。
坂口と生田の対談においては、坂口は「撮影監督の山田康介さんが愛は引力だとおっしゃって。抗えようのない力によって引っ張り合ってしまう引力。あぁそうだなあと合点がいったんですよね」と本作を通して考えた「愛について」の見解を述べた。
生田は「全編通して不思議な感覚がしました。自分がこの世界からいなくなった後、恋人がどのように生きていくのかを見ている擬似体験をしました。自分がいなくなった後、自分の愛する人たちが前を向いて幸せになって欲しいなと思う。でもたまには思い出して欲しいですね(笑)」と自らが演じた雄介の気持ちに入り込んでいたことを語った。
また、生田が「坂口くん演じる成瀬が健吾(生田演じる雄介の親友)の働くカフェに来て初めて会うシーン。あそこがもうたまらなかった!」と坂口に好きなシーンを伝えると、それに対し坂口は、何パターンも撮り直しを自ら提案するほど難しく悩んだシーンであったと振り返り、共演シーンがない2人だからこその新鮮なトークも。
また、実際にもしお互いの心臓を交換したら?という質問に対し坂口が「生田さんの心臓をもし僕がもらったら…2人ともネアカ同士だからあんまり変わらないかもしれない(笑)」と2人ともに納得し合う場面も。
最後に、この作品に込めたメッセージとして有村は「人生の繰り返しって、出会いと別れでもあるじゃないですか。そのさよならにはちゃんと意味があって、どこか感じ方を変えれば世界は一気に明るくなって、そうすると素敵な言葉や人に出会えたり、強く生きていける。この物語をみて皆それぞれが一生懸命に前に進んで生きていく、生き様みたいなものが観てくださる人に届いて、それが勇気をもらったり、背中を押せるような作品になったらいいなと思います」。
坂口は「“死”っていうものがあったとしたら、その死を乗り越えてってよく言うじゃないですか。でも乗り越えなくていいって思う。受け入れるっていうのがすごく僕の中では近い言葉で、過去はどうしても美化されてしまうけど、美化していけばいいと思うんです。この作品でも別れはあるけど、その悲しいことを受け入れて次の一歩を踏み出すエネルギーとして受け取って欲しいなと思いますね」。
生田は「この作品をご覧になった皆さんの中でも大切な方を亡くした経験がある方がいるかもしれない。大切な人は心の中にいつでもいるし、思い出せばいつでも会えるし、人と人のつながりはそんな簡単に消えるものではないよ、とふとささえてあげられるような作品になればいいなと思います」。
中村は「それぞれの背負ってるもの、生きてきた背景が違う中で、正解は何かがわからない。そんな中でもがきながらも人を愛する事をやめない、それぞれの人物の強さみたいなものをやきもきしながらも感じ取ってもらいたい。」とコメント。
そして、岡田は「悲しい別れはなくならないんだけど、そこに少しだけ猶予があったとしたら、自分だったらどうするだろうかと考えただけでも、少し悲しいことが浄化できるのではないかなと思う。観終わった後に、実際に愛している人や大切な人をもうちょっと大切にしようと思えるような物語になっているといいなと思っています」と締めくくった。
さらに、あわせて撮影中のメイキングカットたちも初公開。本編では見られなかった彼らの貴重な組み合わせでの対談とあわせて、このオフショットたちも必見となっている。
【動画】『さよならのつづき』Shot by Shot映像
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【画像】幸せいっぱいのふたりの姿が切ない場面写真
【画像】もう一人のキーパーソン、中村ゆり演じる成瀬の妻ミキの場面写真
【動画】スペシャルインタビュー映像
本作は、恋人の雄介(生田)を、プロポーズされたその日に事故で亡くしたさえ子(有村)と、その雄介の心臓を提供されて命を救われた成瀬(坂口)が、何かに導かれるように出会い、成瀬を支え続けてきた妻のミキ(中村)も巻き込んで、思いもしなかった運命に翻ろうされていく、完全オリジナルストーリー。
スペシャルインタビューは、有村と中村、坂口と生田という本編においてそれぞれが演じる役どころとしては貴重な組み合わせでの対談形式となっており、全話完走した視聴者からすると、より興味深いインタビュー映像となっている。
また、脚本を務めた岡田惠和のインタビューもあわせて収録。岡田は「何が正しいか誰にもわからないような、賛否両論分かれることになったとしても、批判が少ない方を選ぶのは辞めようと思っていた。悲しい現実はなくならないけれど、それをどう乗り越えるのかということが一番大きなテーマだった。問いかけで言うと、人は人をどれだけ愛せるのか、どれくらい愛し続けられるのかということですかね」と、脚本家としてこの作品に賭けた並々ならぬ覚悟と本作に込めた想いを明かしている。
有村と中村の対談では、全話の中でも特に話題の2人が対峙するシーンが初めての共演だったと明かし、本編においても重要な場面だからこそ、かなりの緊張感の中で作り上げられたこん身のシーンにおいて、有村が「ある意味お互いが心の声をぶつけられた」と伝えると、中村も同様に「あの瞬間にしかできない演技をお互いにぶつけあえたと思う」と確かめ合うように振り返った。
さらに、2人がそれぞれ演じた役どころの共通点である“自立した女性像”においてトークが及ぶと、それに付随し脚本の岡田は「強いだけでなく繊細だけれども、最終的には自分で全て決めて行動するというヒロイン。今まで有村さんを何度か書いてきた中で一番強いヒロインになった。すごい好きです。」と語り、日本のドラマでよく描かれてきた女性像からのアップデートにおいてこの作品での新たなチャレンジを明かす興味深いエピソードも。
そんなさえ子というキャラクターについて有村は「さえ子を演じる時に、この言葉を思い切りぶつけるのは怖いなと、一つ一つ勇気を持ちながら台詞を言っていました」。中村は「さえ子はしっかり自分の足で立とうとする現代女性。でも裏には苦悩や寂しさを抱えているけれど、どうにか自分を奮い立たせて生きているというところにすごく共感ができた」と語った。
坂口と生田の対談においては、坂口は「撮影監督の山田康介さんが愛は引力だとおっしゃって。抗えようのない力によって引っ張り合ってしまう引力。あぁそうだなあと合点がいったんですよね」と本作を通して考えた「愛について」の見解を述べた。
生田は「全編通して不思議な感覚がしました。自分がこの世界からいなくなった後、恋人がどのように生きていくのかを見ている擬似体験をしました。自分がいなくなった後、自分の愛する人たちが前を向いて幸せになって欲しいなと思う。でもたまには思い出して欲しいですね(笑)」と自らが演じた雄介の気持ちに入り込んでいたことを語った。
また、生田が「坂口くん演じる成瀬が健吾(生田演じる雄介の親友)の働くカフェに来て初めて会うシーン。あそこがもうたまらなかった!」と坂口に好きなシーンを伝えると、それに対し坂口は、何パターンも撮り直しを自ら提案するほど難しく悩んだシーンであったと振り返り、共演シーンがない2人だからこその新鮮なトークも。
また、実際にもしお互いの心臓を交換したら?という質問に対し坂口が「生田さんの心臓をもし僕がもらったら…2人ともネアカ同士だからあんまり変わらないかもしれない(笑)」と2人ともに納得し合う場面も。
最後に、この作品に込めたメッセージとして有村は「人生の繰り返しって、出会いと別れでもあるじゃないですか。そのさよならにはちゃんと意味があって、どこか感じ方を変えれば世界は一気に明るくなって、そうすると素敵な言葉や人に出会えたり、強く生きていける。この物語をみて皆それぞれが一生懸命に前に進んで生きていく、生き様みたいなものが観てくださる人に届いて、それが勇気をもらったり、背中を押せるような作品になったらいいなと思います」。
坂口は「“死”っていうものがあったとしたら、その死を乗り越えてってよく言うじゃないですか。でも乗り越えなくていいって思う。受け入れるっていうのがすごく僕の中では近い言葉で、過去はどうしても美化されてしまうけど、美化していけばいいと思うんです。この作品でも別れはあるけど、その悲しいことを受け入れて次の一歩を踏み出すエネルギーとして受け取って欲しいなと思いますね」。
生田は「この作品をご覧になった皆さんの中でも大切な方を亡くした経験がある方がいるかもしれない。大切な人は心の中にいつでもいるし、思い出せばいつでも会えるし、人と人のつながりはそんな簡単に消えるものではないよ、とふとささえてあげられるような作品になればいいなと思います」。
中村は「それぞれの背負ってるもの、生きてきた背景が違う中で、正解は何かがわからない。そんな中でもがきながらも人を愛する事をやめない、それぞれの人物の強さみたいなものをやきもきしながらも感じ取ってもらいたい。」とコメント。
そして、岡田は「悲しい別れはなくならないんだけど、そこに少しだけ猶予があったとしたら、自分だったらどうするだろうかと考えただけでも、少し悲しいことが浄化できるのではないかなと思う。観終わった後に、実際に愛している人や大切な人をもうちょっと大切にしようと思えるような物語になっているといいなと思っています」と締めくくった。
さらに、あわせて撮影中のメイキングカットたちも初公開。本編では見られなかった彼らの貴重な組み合わせでの対談とあわせて、このオフショットたちも必見となっている。
【動画】『さよならのつづき』Shot by Shot映像
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