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『渡辺篤史の建もの探訪』 周囲の緑と融合する“屋外リビングのある家”

屋内のようで屋外 アウトドアリビング=-千葉県船橋市・鹿内邸-(C)テレビ朝日
屋内のようで屋外 アウトドアリビング=-千葉県船橋市・鹿内邸-(C)テレビ朝日
 俳優の渡辺篤史(76)が案内役を務めるテレビ朝日『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)の30日放送では、千葉県船橋市にある鹿内邸を訪問し、「周囲の緑と融合する屋外リビングのある家」を紹介する。

【写真多数】神社の参道を借景する=-千葉県船橋市・鹿内邸-

 鹿内邸は神社の参道に隣接した敷地に建つ平屋住宅。高気密・高断熱と太陽光発電を組み合わせることで、エネルギー収支ゼロを目指す環境配慮型の設計が特徴だ。一方で、高気密・高断熱住宅特有の閉塞感を解消するため、「アウトドアリビング」という屋外でありながら屋内のように使える空間を設けている。

 アウトドアリビングは垂れ壁のようなガラス窓やペンダント照明を用いたデザインで、視覚的には室内の一部のように感じられる仕上がりに。床材には鉄平石を採用し、庭の緑が神社の参道と連続するような造りとなっている。

 屋内のリビング・ダイニング・キッチン(LDK)は約16畳の広さで、天井高3.8メートルの開放的な空間。高窓の形状やオルモシア張りの天井がアウトドアリビングとデザイン的に統一されており、床には磁器質タイルを使用しつつ、色味を揃えることで調和を図っている。また、隣接する個室の天井高を抑えることで、広いロフト収納を確保した工夫も見られる。

 個室の床には浮造り加工を施したチーク無垢材を使用。素足で歩いた際の感触にも配慮された設計となっており、住む人の快適性が追求されている。番組では、このような住宅設計のディテールや住まい手の工夫、家が持つ魅力を渡辺篤史の視点から解説する。

竣工:2023年9月
敷地面積:217.4平方メートル(65.8坪)
建築面積:86.9平方メートル(26.3坪)
延床面積:84.5平方メートル(25.5坪)
構造:木造在来工法
設計:鹿内健+鹿内真沙子/Sデザインファーム

【写真多数】黒い壁には隠し扉の収納
【写真多数】第1層~第6層 実際の面積を超える広がりを獲得
【内部写真多数】約21畳大のLDKや広い玄関の土間
【内部写真多数】敷地形に合わせた五角形平面・土間と一体のリビングなど
【内部写真多数】「緑に映える焼杉を張った外壁」「土間と一体のリビング」など
提供:oricon news
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