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ADHDの特性を持つ少女の成長を描く、台湾映画『トラブル・ガール』日本公開決定

台湾映画『トラブル・ガール』2025年1月17日公開決定 (C)2023 寓言工作室 華文創 華映娯樂 得利影視 影響原創 承達投資
台湾映画『トラブル・ガール』2025年1月17日公開決定 (C)2023 寓言工作室 華文創 華映娯樂 得利影視 影響原創 承達投資
 感情のコントロールが苦手な少女と、周囲の大人たちを細やかに見つめた、台湾映画『トラブル・ガール』が、2025年1月17日より東京・シネマート新宿ほかで公開される。日本版ビジュアル、監督コメント動画、予告編、場面写真が一挙解禁となった。

【動画】台湾映画『トラブル・ガール』予告編

 本作は、ADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder)の特性を持つ少女シャオシャオと、彼女を取り巻く人々を繊細かつ現実的に描いたヒューマンドラマ。

 自分だけの世界を持ち生きる少女、シャオシャオ。学校では、孤立しクラスメートからいじめを受けている。家では、母親から厄介者扱いされ、海外で働く父親は不在がちで、身近な存在でありながら他人のよう。そんな彼女の感情を理解し和らげてくれるのは、担任のポール先生だけだった。しかし、ある嵐の日、彼女は母親とポールが不倫していることを知ってしまう。シャオシャオは困惑しながらも、複雑な関係に適応しようとするが――。

 監督は、短編『A Cold Summer Day(英題)』で、中華圏の映画賞「第54回金鐘奨」脚本賞を受賞するなど短編作品で実績を積み重ねたジン・ジアフア。新進気鋭の監督が、「普通の子どもたちよりも一見強く見られてしまう、シャオシャオのような子どもたちへも関心が集まり、理解される」ことを願いながら、初の長編に挑んだ。

 主演に抜てきされたのは、『アメリカから来た少女』のオードリー・リン。感情を抑えるのが苦手な少女シャオシャオを演じ切り、歴代最年少の12歳で「金馬奨」主演女優賞に輝いた。その演技で、アジア人初のアカデミー賞監督賞を受賞した、金馬奨審査員長のアン・リー監督に「天才」と言わしめた、今後に期待が集まる若き才能だ。

 シャオシャオの母親を演じたのは、『悲しみより、もっと悲しい物語』の台湾の人気俳優アイヴィー・チェン。不在がちな父親と問題ばかり起こす娘に悩まされる母親という難役を全うし、今作で金馬獎の最優秀助演女優賞にノミネート、台北映画祭で受賞を果たした。

 そして、担任の英語教師ポールを、国内外で実力が高く評価されている香港の若手俳優テレンス・ラウが演じている。『Beyond the Dream(英題)』で「第57
回金馬獎」最優秀新人賞のノミネートを受けた、注目の新世代俳優だ。

 本作は、「第60回金馬奨」にて最優秀主演女優賞を受賞、6部門にノミネートされたほか、「第26回台北映画祭」で最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞を受賞、4部門ノミネート、「第26回ウディネ・ファーイースト映画祭」ホワイト・マルベリー賞ノミネート、「第19回大阪アジアン映画祭」コンペティション部門選出など、各国の映画祭で注目を集めた。

■ジン・ジアフア監督 コメント

こんにちは。『小曉』の監督のジン・ジアフアです。
小曉が映画館で日本の皆さんとお会いできるようになり、とてもうれしいです。
小曉は少し気性が荒い子で、彼女が経験していることは、私たちが想像するような幼少期とは異なります。
現代の子どもたちに目を向けて、映画館へ来ていただけるとうれしいです。ありがとうございます。



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