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『全領域異常解決室』脚本家・黒岩勉氏がドラマの構想経緯明かす 神VS神の全面戦争…物語の全貌明らかに 【コメントあり】

『全領域異常解決室』より (C)フジテレビ
『全領域異常解決室』より (C)フジテレビ
  俳優の藤原竜也が主演し、広瀬アリスが共演するフジテレビ水10ドラマ『全領域異常解決室』(毎週水曜 後10:00)の第6話が、13日に放送された。ドラマの全貌が明らかになる中、脚本家・黒岩勉氏からのコメントが到着した。

【場面カット】ノリノリできつねダンス披露する広瀬アリス

 完全オリジナルとなる本作は、脚本・黒岩勉氏らよる実力派スタッフで制作する、手に汗握る本格ミステリードラマ。身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を「全領域異常解決室」(通称「全決(ゼンケツ)」)という世界最古の捜査機関が解決していく本格ミステリー。

 第6話では、本作の核となる「神様」についての情報も明らかに。この世界には、太古の昔から現代まで人の姿をして生きる八百万(やおよろず)の神がごくごく当たり前に存在していたが、新たな神を名乗る「ヒルコ」が出現してから、「神隠し事件」など人間界を守ってきた重要な神々が消される異常事態が発生。世の中を守る神と革命を企てる神による、緊迫の戦争状態にあることが明かされ、本作は日本神話をモチーフにした異色のミステリードラマであることが判明した。

 藤原演じる興玉雅は、人から漏れ出す“悪意”と“善意”を見定めることができる≪興玉神(おきたまのかみ)≫という神様。広瀬演じる雨野小夢は、日本神話に登場する有名な女神≪天宇受売命(あめのうずめのみこと)≫。芸能の神であり、日本最古の踊り子とも言われている。「全決」の局長・宇喜之民生(うきの・たみお/小日向文世)は、≪宇迦之卸魂神(うかのみたまのかみ)≫という農耕や食物の神として知られ、人間たちの間でも人気が高い稲荷神(いなりのかみ)で、商売繁盛の神様。デリバリースタッフの芹田正彦(せりた・まさひこ/迫田孝也)は、≪猿田毘古神(さるたびこのかみ)≫という交通安全の神様で、町の安全を守っていた。そして、謎の神・ヒルコとして疑われていた豊玉妃花(とよたま・ひめか/福本莉子)は、≪豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)≫という水を自在に操る能力を持つ神様で、実は「全決」の仲間であり、ヒルコをおびき出すために別で調査していたのだ。そんな、八百万(やおよろず)の神々が、今もこの世界で暮らしていて、神たちは魂だけが移り変わり、何度も人間として新たな人生を繰り返し、世界の秩序を保っていた。

 本作について黒岩は、「伊勢参りをした際、日本の神々をモチーフにした物語を作ったら楽しそうだな、と思ったのがこのドラマのきっかけです。7話以降も石田ひかりさんの月読命のほか、さまざまな神様たちが登場します」と物語の誕生秘話について明かした。また、「なにより藤原竜也さんを筆頭とした神々の活躍を楽しんで頂きたいです。浮世離れしているようでどこか人間臭さもある、そんな神様たちが葛藤しながら、世のため、人間のため、仲間のため、必死に戦う姿を是非一緒に見守ってください」とコメント。

 続けて「この物語は7話から始まります。もし可能でしたら7話のあとに1話をご覧ください。最初に見た時は何も感じなかったシーンに妙にグッときたりするかもしれません。“自分が見て想像しているものがすべてではない”そんなこのドラマのテーマの一端を感じていただけるととてもうれしいです」と視聴者にメッセージも寄せた。

 このほか、ドラマ公式サイトでは新たな相関図が、フジテレビ公式YouTubeでは神々の紹介動画が公開されている。

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