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ソフトバンク・和田毅、1年目での大舞台振り返り「今考えたら、あり得ないなって」 松坂大輔氏にも引退を報告

(左から)周東佑京、和田毅
(左から)周東佑京、和田毅
 福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手(43)が5日、福岡市内で引退会見を開いた。  

【写真】2ショット写真を添えて…和田毅をねぎらう平石洋介

 和田は引退について「今年7月すぎには自分の中では固まっていた」と明かし、「遡れば5年前くらいから、肩の痛みと戦いながら投げていた年から、『だめになったらやめよう』という気持ちでやっていた」と話した。

 22年の野球人生を振り返り、「悔いのないやりのこしたことのない野球人生」としみじみ。印象的な場面を問われると「22年あるので、全てが思い出」と笑顔を見せ、「1年目で日本一を経験し、今じゃ絶対ないと思うんですけど、先発で完投で胴上げさせてもらったこともあった。今考えたら、あり得ないなって」と語った。

 “平成の怪物”と呼ばれた松坂大輔氏を筆頭にした、いわゆる「松坂世代」では、現役でプレーしていた最後のひとり。2021年の引退会見で、松坂は「最後の1人なった毅には、僕の前に辞めていった選手たちが僕らに託していったように、まだまだ投げたかった僕の分も毅には、投げていってほしい。できるだけ長くやってほしい」と呼びかけていた。

 そんな松坂氏に対しては「常に僕らの太陽、トップ」と語り、「僕で松坂世代もついに終わってしまうと。本人に連絡したら、自分が辞めることを悲しんでくれていましたけれど」と明かし、「同級生全員が引退となったので、なんかやろうよっていう話はしました」と笑顔を見せた。

 和田投手は1981年2月21日生まれ、島根県出身。早稲田大学を卒業後、福岡ダイエーホークスに入団し、福岡ソフトバンクホークス(03~11)ボルチモア・オリオールズ(12~13)、シカゴ・カブス(14~15)、ソフトバンク(16~)という経歴を歩んだ。

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