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児童虐待なくそう オレンジリボン、和歌山県紀南各地にツリー設置

木村晃和副市長(右)が立ち会い、山本高正副会長らが設置したオレンジリボンのツリー=和歌山県田辺市役所で
木村晃和副市長(右)が立ち会い、山本高正副会長らが設置したオレンジリボンのツリー=和歌山県田辺市役所で
 11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせて、NPO和歌山子どもの虐待防止協会紀南地区は、和歌山県みなべ町―那智勝浦町の庁舎や駅など12カ所に、児童虐待防止運動の象徴であるオレンジリボンを飾ったツリーを設置して啓発している。11月末まで。

 田辺市の庁舎には10月31日、協会の山本高正副会長(71)らが訪れ、3階正面玄関付近にツリーやのぼりなどを設置した。

 山本副会長は「子どもの数は減っているのに毎日のように児童虐待の事件の報道があり、紀南でも虐待の通報が増加傾向にある。人ごとではなく身近にあるものとして、広く皆さんに関心を持ってもらいたい」と呼びかけている。

 立ち会った木村晃和副市長(65)は「児童虐待防止について理解と意識を高めてもらい、子育てに悩んだり、虐待かと思ったりしたら、市子育て推進課か紀南児童相談所に連絡、通報いただきたい」と話した。

 24~30日の夜には、田辺市上秋津などの住民有志でつくる「人文字点灯委員会」の協力で、オレンジ色の「人」文字を同市の高尾山に点灯する予定。

 同じく児童虐待防止を推進するため、田辺市児童問題対策地域協議会は1日、市内5カ所で児童虐待防止を呼びかける街頭啓発をした。また30日までの日没ごろ~日の出ごろ、田辺市庁舎の屋外照明をオレンジ色に点灯する。

 児童相談所の全国共通ダイヤルは「189」。

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