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ナマケモノ赤ちゃん成長中 母亡くし人工保育、和歌山・白浜アドベンチャーワールド

体重を量るナマケモノの赤ちゃん(1日、和歌山県白浜町で)
体重を量るナマケモノの赤ちゃん(1日、和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は1日の計量記念日に、8月28日に誕生したフタユビナマケモノの赤ちゃんの体重測定を公開した。生後1日の体重は640グラムだったが、約2カ月で991グラムにまで成長した。

 園で生まれた初めてのナマケモノ。性別は不明。初めての出産だった母親(5歳)は、出産翌日に体調を崩して死んだ。

 赤ちゃんは人工保育に切り替え、スタッフが人工ミルク(ヤギ用)やソラマメとゆで卵をすりつぶした離乳食を与えるなどして大切に育てている。成獣は体長60~70センチ、体重4~9キロ。寿命は野生で10~15年、飼育下で20~30年。

 飼育スタッフの中東有沙さんは「生まれて2カ月で約300グラム体重が増え、無事に成長してくれている。たくましかった母親のように元気いっぱい成長してもらいたい」と話した。

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