茶の奥深さ実感 白浜町市鹿野で手もみ体験
和歌山県白浜町の川添緑茶研究会(上村誠会長)が13日、同町市鹿野で「新春初もみ会」と「初もみ茶を楽しむ会」を開いた。参加者は「手もみの現場を見て、伝統文化の奥深さを知った」と驚いていた。
地元で江戸時代から続く伝統文化と茶の魅力を知ってもらおうと、研究会が13年前から毎年開催している。二つの会に生産者ら関係者を含む延べ約90人が参加した。
初もみ会はJA紀南市鹿野製茶工場で午前中に実施した。近くの三舞中学校から全校生徒5人と立命館大学の吉積巳貴教授、京都大大学院生ら2人も参加した。吉積教授は、三舞中が2016年度に始めた日置川観光学習学に協力した経緯がある。
この日は焙炉(ほいろ)と呼ばれる作業台を3基使い、参加者が生産者の指導に従って茶葉をもんだ。
体験した三舞中2年の青木葉月さん(14)は「授業で茶摘みや釜いり、袋詰めを体験したが、手もみは初めて。焙炉の上で茶葉をこすらないよう手首を利かせてもまないといけない」と難しかった様子。それでも「郷土の素晴らしい茶の文化を学校から広く発信したい」と笑顔で話した。
午後からは近くの川添山村活性化支援センターで「楽しむ会」を実施。参加者が作った手もみ茶と生産者が作った手もみ茶を飲み比べた。
会終了後、上村会長(70)は「同じ茶葉でも作り手、入れ方によって味が異なるという茶の特徴を知ってもらえたと思う。こうした機会を少しでも増やし、地道に活動を続けて、新たな需要を開拓していきたい」と話した。
地元で江戸時代から続く伝統文化と茶の魅力を知ってもらおうと、研究会が13年前から毎年開催している。二つの会に生産者ら関係者を含む延べ約90人が参加した。
初もみ会はJA紀南市鹿野製茶工場で午前中に実施した。近くの三舞中学校から全校生徒5人と立命館大学の吉積巳貴教授、京都大大学院生ら2人も参加した。吉積教授は、三舞中が2016年度に始めた日置川観光学習学に協力した経緯がある。
この日は焙炉(ほいろ)と呼ばれる作業台を3基使い、参加者が生産者の指導に従って茶葉をもんだ。
体験した三舞中2年の青木葉月さん(14)は「授業で茶摘みや釜いり、袋詰めを体験したが、手もみは初めて。焙炉の上で茶葉をこすらないよう手首を利かせてもまないといけない」と難しかった様子。それでも「郷土の素晴らしい茶の文化を学校から広く発信したい」と笑顔で話した。
午後からは近くの川添山村活性化支援センターで「楽しむ会」を実施。参加者が作った手もみ茶と生産者が作った手もみ茶を飲み比べた。
会終了後、上村会長(70)は「同じ茶葉でも作り手、入れ方によって味が異なるという茶の特徴を知ってもらえたと思う。こうした機会を少しでも増やし、地道に活動を続けて、新たな需要を開拓していきたい」と話した。