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給食無償化スタート 10月から和歌山県内全市町村の小中校と特別支援学校

 和歌山県内小中学校の給食無償化が1日、全ての市町村でスタートした。岸本周平知事が本年度の目玉事業の一つに掲げていた施策で、全県的な実施は全国でも珍しいという。


 県が最大2分の1を補助し、残りは市町村が負担する。県立特別支援学校も無償化対象で、県は合わせて7億3千万円の費用を本年度当初予算に計上している。

 県教育委員会によると、第3子以降など、対象を限っているものも含め、19市町村では以前から独自に無償化していたが、残りの11市町と御坊市日高川町中学校組合は、県の補助が始まる10月から新たに無償化した。ただ、和歌山市については、中学校で給食と弁当持参の選択制を採用しているため事業の対象外となり、小学校だけ実施する。

 印南町以南で10月から新たに無償化したのは田辺市、白浜町、上富田町。みなべ町は以前から第3子以降、串本町は4月から中学校で独自に無償化していたが、10月から全校対象となった。

 岸本知事は1日の定例記者会見で「子どもを産み育てやすい環境を用意するのが行政の仕事。安心して子どもを育てられる体制を極力準備したいとの思いだ」と話した。

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