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第2回「紫鵲界棚田から世界へ」世界農業文化交流・相互学習会議が湖南省新化県で開催

 
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AsiaNet 0200388 (1180)

【婁底(中国)2024年9月13日新華社=共同通信JBN】9月12日、第2回「From Ziquejie Terraces To The World」Global Farming Culture Exchange and Mutual Learning Conference(「紫鵲界棚田から世界へ」世界農業文化交流・相互学習会議)が、中国中部の湖南省婁底市新化県で開催されました。

紫鵲界棚田は、世界的に重要な農業遺産およびかんがい遺産です。紫鵲界山に位置するこの地域は、豊かな植生、花崗岩の層、保水性に優れた砂質ローム土壌で知られており、棚田農業に最適です。

何世紀にもわたって、苗(ミャオ)族、瑶(ヤオ)族、侗(トン)族、漢族の祖先は山の地形に巧みに適応し、複雑な棚田を作り上げてきました。渓流の高低差を利用し、斜面に沿った手掘り溝に水を流して段階的なかんがいシステムを実現し、これにより棚田は肥沃な状態に保たれ、干ばつに強く、大雨の際にも安定した状態が保たれます。この農業の創意工夫によって、米の豊作が何世代にもわたって維持されてきました。

この会議には、国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature、IUCN)や国連食糧農業機関(FAO)などの国際機関の代表者を含む200人を超える参加者が集まりました。棚田の景観で知られるフランスやペルーなどの中国駐在職員も、中国内外の農業、文化、観光の専門家らとともに出席しました。会議では、世界の農業遺産の保全やグリーン農業経済の推進などの重要な問題が議論の中心になりました。参加者は、農業の伝統を保護し継承するための戦略を検討し、農業遺産の保全と活用に対する湖南省の革新的なアプローチを強調し、農業遺産の世界的な保全に向けた中国のソリューションを提供しました。

開会式では「World Consensus on the Integrated Development of Terrace Agriculture, Culture, and Tourism(棚田における農業、文化、観光の総合開発に関する世界合意書)」が発表されました。この合意書では、棚田景観の価値を認識し、その生態系を保護し、棚田農業文化を保存し、農業、文化、および観光の統合を促進することの重要性が強調されました。合意書はまた、国際交流と協力の拡大、革新的な開発モデルも求めました。この会議は、開会式、基調講演、3つのテーマ別フォーラムで構成される「1+N」モデルを採用しました。これらの並行フォーラムでは、紫鵲界棚田のユネスコ世界文化遺産への登録を推進し、地元の宿泊業を発展させ、紫鵲界を世界クラスの観光地として位置づけることに焦点が当てられました。

ソース:The Second "From Ziquejie Terraces To The World" Global Farming Culture Exchange and Mutual Learning Conference 



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