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「駅カード」を無料配布 1月からJR印南駅

印南駅を訪れた人に配布する「駅カード」
印南駅を訪れた人に配布する「駅カード」
 和歌山県印南町は1月1日から、同町印南のJR印南駅を訪れた人に、PR用に作った「駅カード」を無料配布する。全国に収集愛好者がいるダムカードなどと同様に、誘客や観光PRを狙う。担当課は「印南町に足を運んでもらうきっかけにしたい」と期待している。

 印南駅は無人化に合わせて駅舎を町が管理。待合室に自由に弾けるピアノを置いたり、町のシンボルであるカエルの置物を置いたりし、観光スポットの一つとして打ち出している。

 ダムの写真と概要を掲載しているダムカードは、全国のダムを管理する国や県が発行。ダムの来訪者に配布しており、収集するファンも多い。県が管理する同町の切目川ダムのカードも好評で、日高振興局のほか、土日曜・祝日は印南町役場で配布している。

 駅カードは表面に駅待合室の写真、裏面には町の概要や町のシンボル「かえる橋」の写真を掲載している。さらにスマートフォンなどで読み込むためのQRコードを載せ、町や日高広域観光振興協議会のホームページにアクセスできるようにしている。

 配布時間は、駅は嘱託の駅員がいる午前7時~正午、町役場は午前8時半~午後5時15分。町役場の場合、駅に訪れたことを証明できるスマホ画像などが必要。

 計800枚を用意しており、反響があれば増刷する。町産業課は「全国にあるダムカードやマンホールカード同様、駅カードでも来訪を促したい。印南町の知名度を効果的に高めることができれば」と話している。

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