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一足早く実りの秋 稲刈り始まる、和歌山県串本町

黄金色に輝く稲穂を収穫する坂本渡さん(和歌山県串本町二色で)
黄金色に輝く稲穂を収穫する坂本渡さん(和歌山県串本町二色で)
 和歌山県串本町二色で3日、稲刈りが始まり、黄金色に輝く田んぼで一足早く「実りの秋」を迎えている。二色周辺では台風が多く襲来する時季を避けるため、例年8月上旬から収穫している。稲刈りを始めた地元の坂本渡さん(71)の新米は2学期から町内の学校給食で提供されるという。

 給食に使うコシヒカリを提供している「町地産地消米生産組合」では、21人の組合員が町内各地の田んぼ約18・5ヘクタールで栽培。副組合長を務める坂本さんは約2・7ヘクタールで栽培している。

 坂本さんは炎天下の中でコンバインを操り、約30アールの田んぼで収穫作業に励んでいた。延べ10日間ほど、盆前には収穫を終えたいという

 坂本さんは「梅雨が早く明けたのと、それ以降も雨が少なかったので出来が良い。例年通り収穫できると思っている。子どもたちの笑顔、『おいしい』という言葉が励みになっている」と話した。

 組合の他のメンバーの田んぼでは9月下旬まで稲刈りが続く。

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