「和歌山に貢献したい」 県立医大生が意気込み、県民・地域医療枠
和歌山県立医科大学(和歌山県和歌山市紀三井寺)を卒業後一定期間県内に勤務する「県民医療枠」と「地域医療枠」の6年生が16日、下宏副知事と大学内で懇談した。学生は「将来、和歌山に貢献したい。自分だからこそできる医療を模索していきたい」などと意気込みを述べた。
県立医大は、卒業後9年間、県内の中核病院など公的医療機関で勤務することを条件にした「県民医療枠」と、へき地医療に携わる医師を養成する「地域医療枠」の入学者枠を2008年度に設置。これまで約300人が卒業し、紀南を含めた地域で活動している。9年の義務年限を終えた医師も約7割が県内で従事しているという。
来春卒業予定の6年生は31人。下副知事との懇談では学生3人が代表し、普段の学生生活や学んできたこと、医師を志したきっかけ、どういった医師になりたいかなどをスピーチした。「県内で数人しかいない小児外科医として活躍したい。県の小児医療にどう携わるか、これからの研修を通じてしっかりと考えたい」「地域医療の現場では幅広い領域の疾患を診ることができる医師が必要。患者さん一人一人をサポートできる医師になりたい」などと話した。
下副知事は「医師の数は県全体では多い方だが、和歌山市に6割が集中し、すさみ町より南では、常に公立病院の医師が足りない。皆さん方への地域の期待は大きい」と述べた。その上で「医師は患者から信頼されないといけない。患者の気持ちに寄り添える医師になってほしいし、技量も高めてほしい。期待しています」と激励した。
県立医大は、卒業後9年間、県内の中核病院など公的医療機関で勤務することを条件にした「県民医療枠」と、へき地医療に携わる医師を養成する「地域医療枠」の入学者枠を2008年度に設置。これまで約300人が卒業し、紀南を含めた地域で活動している。9年の義務年限を終えた医師も約7割が県内で従事しているという。
来春卒業予定の6年生は31人。下副知事との懇談では学生3人が代表し、普段の学生生活や学んできたこと、医師を志したきっかけ、どういった医師になりたいかなどをスピーチした。「県内で数人しかいない小児外科医として活躍したい。県の小児医療にどう携わるか、これからの研修を通じてしっかりと考えたい」「地域医療の現場では幅広い領域の疾患を診ることができる医師が必要。患者さん一人一人をサポートできる医師になりたい」などと話した。
下副知事は「医師の数は県全体では多い方だが、和歌山市に6割が集中し、すさみ町より南では、常に公立病院の医師が足りない。皆さん方への地域の期待は大きい」と述べた。その上で「医師は患者から信頼されないといけない。患者の気持ちに寄り添える医師になってほしいし、技量も高めてほしい。期待しています」と激励した。