お地蔵さんにわら帽子 田辺市本宮町の熊野古道
和歌山県田辺市本宮町の熊野古道沿いにある道休禅門地蔵に、近くに住む榎本萬千代さん(79)=本宮町伏拝=がわら帽子をかぶせた。地蔵がわら帽子をかぶった姿は、古道を歩く人たちから冬の風物詩として親しまれている。
地蔵は、熊野古道の水呑王子から伏拝王子の間の古道沿いにあり、道半ばにして倒れた巡礼者のためにと、道中安全を願って土地の人が建てたといわれている。
わら帽子は、8年前に亡くなった夫・育弘さんが、20年近く前に「お地蔵さんが寒そうだ」と思い立って始め、今も続けている。
榎本さんは近くにある別の地蔵にもわら帽子をかぶせたほか、赤い前掛けが傷んでいたことから、手芸の先生をしている町内の女性が作った新しいものに着け替えた。
榎本さんは「皆さんが『今年はまだか』と待ってくれているし、夫の遺志を継いで続けている。お地蔵さんも喜んでくれていると思う」と話している。
わら帽子は3月中旬までかぶせておくという。
地蔵は、熊野古道の水呑王子から伏拝王子の間の古道沿いにあり、道半ばにして倒れた巡礼者のためにと、道中安全を願って土地の人が建てたといわれている。
わら帽子は、8年前に亡くなった夫・育弘さんが、20年近く前に「お地蔵さんが寒そうだ」と思い立って始め、今も続けている。
榎本さんは近くにある別の地蔵にもわら帽子をかぶせたほか、赤い前掛けが傷んでいたことから、手芸の先生をしている町内の女性が作った新しいものに着け替えた。
榎本さんは「皆さんが『今年はまだか』と待ってくれているし、夫の遺志を継いで続けている。お地蔵さんも喜んでくれていると思う」と話している。
わら帽子は3月中旬までかぶせておくという。