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大辺路(和歌山)ガイドブック改訂 神島高校写真部が撮影

世界遺産登録20周年を機に改訂した観光ガイドブック「海の熊野古道 大辺路」
世界遺産登録20周年を機に改訂した観光ガイドブック「海の熊野古道 大辺路」
 世界遺産登録20周年を記念して、和歌山県の南紀エリア観光推進実行委員会は、観光ガイドブック「海の熊野古道 大辺路」(A4、16ページ)を改訂した。写真は神島高校(田辺市文里2丁目)写真部が担当。闘雞神社や「安居の渡し」、枯木灘、橋杭岩、ゆかし潟など田辺市から那智勝浦町まで、大辺路の魅力を網羅している。

 ガイドブックは2017年に作製し、19年に写真を新たに撮り下ろすなどして改訂した。南紀エリア観光推進実行委は田辺・西牟婁の広域観光団体で、ガイドブックも従来は田辺市からすさみ町までのスポットにとどまっていた。今回は新宮・東牟婁の広域観光団体「熊野エリア観光推進実行委員会」と連携し、串本町と那智勝浦町のページを追加した。

 ガイドブックは田辺市北新町の道標「道分け石」を起点に、6市町ごとのスポットや歩行時間の目安などを紹介している。外国人客に対応するため、英語も併記した。

 追加した写真は昨年9月から11月に神島高校写真部が、各スポットを巡って撮影した。同行した南紀エリア観光推進実行委の事務局職員は「大辺路の魅力を高校生の視点で切り取り、視覚的に訴えている。駅から近いスポットも多い。ガイドブックを手に、ぜひ大辺路を歩いてほしい」と呼びかけている。

 ガイドブックは県内外の観光施設や道の駅などで無料で配布する。南紀エリア観光推進実行委のホームページからダウンロードできる。

 問い合わせは西牟婁振興局企画産業課内の実行委事務局(0739・26・7910)へ。

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