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古木克明さんと交流 元プロ野球選手、和歌山・田辺市の小学校で「夢の教室」

「夢の教室」で、児童と交流する元プロ野球選手の古木克明さん(中央)=30日、和歌山県田辺市新庄町で
「夢の教室」で、児童と交流する元プロ野球選手の古木克明さん(中央)=30日、和歌山県田辺市新庄町で
 日本サッカー協会(JFA)による事業「夢の教室」でこのほど、元プロ野球選手、古木克明さん(43)が和歌山県田辺市新庄町の新庄第二小学校を訪れ、児童と一緒に体を動かして交流した。思いやりや、夢に向かって何をするべきか考えることの大切さを教えた。

 さまざまな競技の現役選手やOB、OGを学校に派遣し、夢の大切さを伝える企画。古木さんは愛知県の豊田大谷高校出身で、横浜ベイスターズやオリックス・バファローズで活躍した。

 5年生21人を対象に開き、体育館で児童とキャッチボールやゲームをした後、教室に移動して、プロ野球選手になるまでの道のりや思いを伝えた。

 古木さんは、小学3年生まではいじめを受けて学校にも泣きながら通っていたが、元プロ野球の清原和博選手に憧れ、プロ野球選手になる目標を持って上を向くことができたと紹介。高校での寮生活でも挫折しそうになったが、家族への感謝の思いが芽生え、くじけずに頑張ったことも伝えた。

 古木さんは「夢から逆算することで、何をやらなければいけないか、やるべきことが見えてくる」「『かっこいい』は、夢を持つきっかけの一つになる」などと呼びかけた。

 児童は「高校球児になって甲子園で活躍したい」「サッカー選手になって日本代表になりたい」などと夢を発表した。「科学者になりたい」という夢を語った園田隼也君(11)は「将来のことを考えたくなった。科学者になるためにどうしたらいいか考えたい」と話した。
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