ススキの穂に止まり、虫を探すノビタキ(和歌山県白浜町保呂で)
越冬地を目指す渡り鳥のノビタキ(ヒタキ科)が和歌山県紀南地方で一休み。河川敷や草原などで餌の虫を狙う姿が見られている。
ノビタキは全長13センチほどでスズメより小さい。日本に夏鳥として飛来し、本州中部以北で繁殖する。冬季は東南アジアや中国南部などで過ごすため、渡りの時期には紀南でも目撃される。
白浜町保呂の富田川河川敷では、ススキの穂に止まり「ヒー、ヒー」や「ジャッ、ジャッ」などと鳴き、尾羽を上下に動かしながら動き回っている。
日本野鳥の会県支部会員は「11月中は見られるのでは」と話している。