和歌山県串本町の子育て情報を盛り込んだ情報誌「串本町子育てガイドブック」が完成した。妊産婦や養育者に向けて町が提供する行政情報のほか、子育てに役立つ情報を掲載している。１０月１日から子育て世代に配布している。

　町では、２０１８年にガイドブックを作製し配布していたが、情報量が少なかった。今回、出版などを手がける「サイネックス」（大阪市）と町が協働で作った。

　完成したガイドブックは、フルカラーでＡ５サイズ４８ページ。「妊娠がわかったら」「赤ちゃんが生まれたら」「健やかな健康のために」などの項目に分かれており、必要な届け出や受けられる助成や手当、子育て支援の施設や事業を紹介している。町内や新宮市などの医療機関の連絡先や、子どもがかかりやすい病気とその対処法についても詳しく説明している。

　さらに、特集ページではおむつ替えシートのあるトイレや公園をマークで示した町内の地図、望楼の芝や串本海中公園など子どもと一緒に遊べる場所を写真や文章で紹介している。

　ガイドブックは妊娠の届け出を提出するなどで町役場を訪れた人に手渡すほか、町内のこども園にも配布する。そのほか、町のホームページからでもダウンロードできる。

　問い合わせは町子育て世代包括支援センター（０７３５・６７・７００７）へ。