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ソバの花、休耕田真っ白に 見てよし食べてよし、和歌山・龍神で18日に花まつり

畑一面に、ソバが小さな白い花を咲かせている(和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)
畑一面に、ソバが小さな白い花を咲かせている(和歌山県田辺市龍神村甲斐ノ川で)
 和歌山県田辺市龍神村の休耕田で、ソバがかわいらしい白い花を咲かせている。地域振興に取り組むNPO「ええとこねっと龍神村」が栽培しており、花が見頃となる時期に合わせ18日午前11時~午後3時、龍神村甲斐ノ川の飲食店「そばと農園 和わく」前で「花まつり」を開催する。

 同NPOでは、地域の休耕田を活用し、特産品づくりや観光振興につなげようとソバの栽培に取り組んでいる。できたそば粉は、「日本三美人の湯」のつながりから島根県出雲のそば粉、群馬県の小麦粉と合わせて「龍神そば」として販売している。また、そば粉は「和わく」のほか、龍神村福井の道の駅「龍游」にある「つぐみ食堂」、龍神村龍神の「季楽里龍神」でも使用している。

 ソバは龍神村の殿原や甲斐ノ川、安井、福井などの計約2ヘクタールで栽培。今年は7月から8月にかけて2回に分けて種をまき、9月の初めごろから花が咲き始めた。「和わく」の周囲にある畑でも、一面に小さなソバの花が咲き、ほぼ満開となっている。

 18日の「花まつり」では、天然アユの塩焼きやプリン、地元野菜などの販売があるほか、先着50人に「龍神マッシュ」が栽培したシイタケのミニパックを贈る。

 NPO事務局の松本泉さん(65)は「ぜひ龍神村にお越しいただき、見て食べて、龍神村のソバを楽しんでもらえたら」と話している。

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