和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

ジュニア五輪U16陸上に挑む 高田さんと井田君が投てき、坂本さんは1000メートル、和歌山・紀南から

 和歌山県みなべ町の南部中学校陸上部3年、高田夏帆さんが、10月20~22日に松山市で開かれるJOCジュニアオリンピックカップ第54回U16(16歳以下)陸上競技大会(日本陸上競技連盟主催)の女子ジャベリックスローの部に県代表として出場する。

 8月に和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であった県の選考会で1位となり、2年連続で代表に決まった。記録は37メートル97で、2位に約10メートルの大差をつけた。

 高田さんの自己ベストは2年生で記録した39メートル57。3年生になってもその記録は超えておらず、県の選考会でも目標の40メートルには達しなかった。「1位だったとはいえ、悔しい思いはある」と振り返る。

 しかし、「3年生では安定して投げることができている」といい、ジュニアオリンピックに向けて「選考会では実現できなかった40メートルを目指してがんばりたい。その結果、決勝に残り入賞できればと思う」と意欲をみせる。

 U16陸上競技大会にはほかに、印南町の清流中学校陸上部3年、井田海斗君が男子円盤投げの部に県代表で出場する。

 県の選考会で、自己ベストとなる36メートル74を記録。「風の影響もあったと思う」と振り返るが、2位に2・8メートル以上の差をつけて1位となった。

 ジュニアオリンピックでの目標は入賞となる決勝進出。「サークルに入ってからあせることなく、自分のタイミングでイメージした通りに投げ、いい成績を残したい」と語る。

 紀南からはこのほか、田辺中学校3年の坂本鶴月さんが女子1000メートルで県代表として出場する。坂本さんは選考会で3分1秒96を記録して1位だった。

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