クビアカツヤカミキリの成虫(大阪市立自然史博物館提供)
外来カミキリ「クビアカツヤカミキリ」の梅やサクラの木への被害が、初めて和歌山県御坊市で確認されたことについて、岸本周平知事は30日の定例記者会見で、被害が拡大しないよう徹底して調査する考えを示した。
この虫は特定外来生物で、幼虫が梅やスモモ、サクラなどを枯死させる。これまで紀ノ川筋で見つかっていたが、5月に入り、紀北以外で初めて、御坊市でサクラや梅の木への被害が確認された。
被害箇所が広がっていることについて岸本知事は「大変深刻に受け止めている。(被害を確認した場所から)範囲を広げ、どこまで広がっているのか徹底的な調査をする。成虫になると飛ぶので、その前に封じ込めたい」と話した。