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小梅の収穫始まる 梅シーズン到来、和歌山

小梅の実を収穫する農家(10日、和歌山県田辺市中万呂で)
小梅の実を収穫する農家(10日、和歌山県田辺市中万呂で)
 日本一の梅産地、和歌山県紀南地方で「小梅」の収穫が始まった。着果量は平年よりやや多く、肥大も良好という。

 JA紀南管内の梅の農家数は2206戸で、栽培面積は計2219ヘクタール。そのうち、小梅は約105ヘクタールで栽培されている。小梅の代表的な品種には「白王」や「紅王」「衣笠」「パープルクィーン」がある。

 同JAによると、平年より気温が高く推移し、降水量も多いことから生育は前倒し傾向。4月12日時点で762トンの生産を予想している。荷受けは8日から始まり、5月中の予定。市場販売は251トンの計画で、関西や関東、中京の市場を中心に出荷する。

 田辺市中万呂の農家、高垣貴行さん(35)は10日から、家族と共に「紅王」の収穫を始めた。高い所にある実を取る時は脚立を使い、手際よくもぎ取っていた。高垣さんは品質、量ともに良さそうだといい「健康にも良く、一粒でも多く皆さんに食べていただけると生産者として作りがいがあり、うれしい」と話している。

 管内では古城梅が今月中旬から、南高梅が今月下旬から収穫が始まり、7月上旬ごろまで続く見込み。

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