「活動続けたい」 ブラジル県人会の谷口会長が講演
ブラジル県人会の谷口ジョゼ眞一郎会長(76)は6日、田辺市東陽の市文化交流センターで講演した。会員の高齢化や若者の無関心といった現状を紹介した上で「何とかして(県人会の活動を)続けたいと思っている」と語った。
県中南米交流協会(真砂睦代表)の定期講座で、紀伊民報などが後援した。約40人が来場した。
谷口会長はサンパウロ州出身、在住。州上下水公社に勤務し、大学などの教員としても働いた。2015年に日系2世として初めて県人会の会長に就任。ブラジル日本都道府県連合会副会長も務めており、このほど東京都内であった海外日系人大会(海外日系人協会主催)に出席するのに合わせ、田辺市を訪れた。
県人会のいまの役員は多くが2世や3世だといい「ポルトガル語を使うことがほとんどで、日本語はめったに使わない」と説明。継承者の育成などを課題に挙げ「会を維持する計画を作り、実行していくこと」を目標に掲げていると話した。若者の参加を促していきたいという。
谷口会長によると、現在の会員は約210人。多い時は500人超がいた。
子どもの頃に日本語を学んだものの、仕事のためにやめ、県人会の役員に就いたことで再び日本語を勉強し始めたという経緯も紹介。「外国語を覚えると世界は広がる。一つでもよいので覚えて」と呼び掛けた。
県中南米交流協会(真砂睦代表)の定期講座で、紀伊民報などが後援した。約40人が来場した。
谷口会長はサンパウロ州出身、在住。州上下水公社に勤務し、大学などの教員としても働いた。2015年に日系2世として初めて県人会の会長に就任。ブラジル日本都道府県連合会副会長も務めており、このほど東京都内であった海外日系人大会(海外日系人協会主催)に出席するのに合わせ、田辺市を訪れた。
県人会のいまの役員は多くが2世や3世だといい「ポルトガル語を使うことがほとんどで、日本語はめったに使わない」と説明。継承者の育成などを課題に挙げ「会を維持する計画を作り、実行していくこと」を目標に掲げていると話した。若者の参加を促していきたいという。
谷口会長によると、現在の会員は約210人。多い時は500人超がいた。
子どもの頃に日本語を学んだものの、仕事のためにやめ、県人会の役員に就いたことで再び日本語を勉強し始めたという経緯も紹介。「外国語を覚えると世界は広がる。一つでもよいので覚えて」と呼び掛けた。