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南高、古城は「多い」 梅の着果状況調査

梅の着果数や肥大状況を調べる調査員(和歌山県田辺市上秋津で)
梅の着果数や肥大状況を調べる調査員(和歌山県田辺市上秋津で)
 JA紀南や和歌山県などでつくる「西牟婁地方果樹技術者協議会」は13日、本年産の梅の着果状況の調査結果を発表した。着果数は主力品種の「南高」が「前年並みで、平年より多い」、「古城」が「前年よりやや多く、平年より多い」、「小梅」が「前年並みで、平年よりやや多い」という結果だった。

 12日にJAや県、田辺市の職員らが班に分かれ、田辺・西牟婁の4市町にある129園(南高76、古城32、小梅18、雑梅3)で調査した。各園に設けた基準木の枝2本の実を数えて、1枝当たりの平均着果数を調べた。

 その結果、平均着果数は南高が前年の99%、平年の132%、「古城」が前年の117%、平年の140%、「小梅」が前年の101%、平年の111%だった。

 協議会は「作柄は、今後の気象や生理落果などによって変わることがある」としている。病害虫は、一部の園地で灰色かび病、うどんこ病、かいよう病の発生が見られたという。

 5月中下旬にも、「南高」の着果数などを調査する予定。

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