和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

秋に「ガチャクーポン」 うめ課開設50周年で和歌山県みなべ町

 和歌山県みなべ町の「うめ課」が、1973年4月に当時の南部川村に開設されて50周年を迎えたことから、みなべ町は記念キャンペーンとして、今秋にカプセルに入ったクーポン「ガチャクーポン」で町への誘客事業をする。

 「ガチャクーポン」は、通称「ガチャガチャ」と呼ばれる「カプセルトイ」のクーポン版。計画では、阪和自動車道の岸和田か紀ノ川のいずれかのサービスエリアに設置する。1回500円で、空くじがなく、最低でも千円、最高で3千円のクーポンがもらえ、みなべ町のみなべ観光協会に加盟する飲食店や道の駅「みなべうめ振興館」の売店などで利用できるようにする。10月に実施予定。

 ネクスコ西日本との共同企画で、町うめ課は「近畿エリアでは初の企画。秋の行楽シーズンに、紀南を訪れた人にみなべ町にも立ち寄ってもらおうと企画した。クーポンの利用だけでなく、ほかにも飲食をしたり、土産物を買ったりしてくれることに期待したい」と話している。みなべ観光協会が夏からスタンプラリーも予定しており、町は相乗効果も期待している。

 うめ課は、基幹産業の梅を振興しようと、旧南部川村が全国で唯一の課として開設した。2004年に南部町と合併してみなべ町ができた後も引き継がれ、梅の消費拡大や効能研究などをしている。世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」に関する取り組みも担当する。

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