濃厚な甘さ味わって 木熟デコポンの収穫始まる
和歌山県のJA紀南管内で、木に実を長期間ならせて熟成させて収穫する「木熟」のデコポンの収穫が始まった。濃厚な甘さとコクが特徴。今年産は成長期の昨年8月に雨が少なかった影響などから少し小玉傾向だが、糖度、酸度のバランスも良く、品質は良好という。
「不知火(しらぬい)」を光センサーにかけて、糖度や酸度が一定基準以上のものを「デコポン」と呼ぶ。中でも、同JAは5月の開花から301日以上、木にならせ、糖度を15度以上に高めたものを「木熟301」というブランドで出荷。1キロ当たりの市場販売単価は千円前後で、通常の不知火の3倍ほどという。
田辺市上秋津や秋津町などで36人の生産者が約310アールで栽培している。同JAは関東や京阪神方面の市場に出荷しており、出荷シーズンは今月20日過ぎから4月上旬ごろまで。今年は15~20トンの出荷を見込んでいる。
秋津町では、農家の鈴木惣志郎さん(40)が13日から、家族と収穫している。約20アールで、寒さや傷、鳥の食害から守るため、袋がけをして育てている。1・5トンの出荷を見込む。
鈴木さんは「夏場の日照りが長かったし、大雪があったりして心配したが、何とかここまできた。糖度が高く、食べやすい味に仕上がっているので、ぜひ皆さんに食べていただけたら」と話した。
「不知火(しらぬい)」を光センサーにかけて、糖度や酸度が一定基準以上のものを「デコポン」と呼ぶ。中でも、同JAは5月の開花から301日以上、木にならせ、糖度を15度以上に高めたものを「木熟301」というブランドで出荷。1キロ当たりの市場販売単価は千円前後で、通常の不知火の3倍ほどという。
田辺市上秋津や秋津町などで36人の生産者が約310アールで栽培している。同JAは関東や京阪神方面の市場に出荷しており、出荷シーズンは今月20日過ぎから4月上旬ごろまで。今年は15~20トンの出荷を見込んでいる。
秋津町では、農家の鈴木惣志郎さん(40)が13日から、家族と収穫している。約20アールで、寒さや傷、鳥の食害から守るため、袋がけをして育てている。1・5トンの出荷を見込む。
鈴木さんは「夏場の日照りが長かったし、大雪があったりして心配したが、何とかここまできた。糖度が高く、食べやすい味に仕上がっているので、ぜひ皆さんに食べていただけたら」と話した。