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受験倍率、過去最低の0・88倍 和歌山県立高校入試

 和歌山県立高校入試(一般選抜、スポーツ推薦)が9日にあり、県教育委員会が同日、受験状況を発表した。全日制の受験倍率は0・88倍で、現行制度となった2009年度以降で最低となった。

 全日制は29校4分校60学科が6131人を募集。5442人が出願したが20人が欠席し、5422人が受験した。受験倍率は、20~22年度の3年が過去最低の0・89倍だったが、今回、これを下回った。

 日高以南で受験者が入学者枠を上回ったのは、紀央館の普通科(入学者枠120人に130人受験)、田辺の普通科(200人に213人)、神島の普通科(120人に133人)、熊野の総合学科(160人に167人)、新宮の普通科(200人に213人)。

 定時制は7校9学科が495人を募集。182人が出願したが3人が欠席し、179人が受験した。倍率は0・36倍だった。

 県教委によると、新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者で、検査で陰性が認められた5人が別室で受験した。

 欠席者のうち、正当な理由があると認められた場合、再学力検査を受けられる。合格発表は、17日午前10時に各高校であるほか、11時からは受験生専用のホームページでも知らせる。追募集枠は同日発表する。

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