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多くの利用期待 3月から瀞峡めぐりと川舟下り

式典の後、関係者が乗った熊野川での「川舟下り」(25日、和歌山県新宮市熊野川町田長で)
式典の後、関係者が乗った熊野川での「川舟下り」(25日、和歌山県新宮市熊野川町田長で)
 和歌山、三重、奈良の3県境を流れる北山川の「瀞峡(どろきょう)めぐり」と熊野川の「川舟下り」が3月から始まるのを前に、両事業を展開する和歌山県新宮市熊野川町の「ふれあい公社」は25日、個別に記念式典を開いた。新型コロナウイルスに関する社会的な制限が緩和される見込みもあり、公社は昨年以上の利用を期待している。

 瀞峡めぐりは玉置口乗船場と上瀞を往復する9・4キロ、川舟下りは「道の駅瀞峡街道熊野川」から熊野川河口までの約16キロがコース。いずれも長さ8メートルの小舟を運航している。

 公社事務局の市熊野川行政局によると、昨年(4~12月)は瀞峡めぐりに約4300人、川舟下りには約2600人が乗り、水面近くから雄大な景色を楽しんだ。

 それぞれの式典には、田岡実千年市長らが出席。小舟をお神酒で清め、期間中の無事を祈った。

 公社の下阪殖保代表理事(76)は「まずは1年間、安全に運航したい。その上で、昨年に引き続いて多くの方に楽しんでもらいたい」と話した。

 瀞峡めぐりは中学生以上3千円、小学生以下1500円で、1日6便。川舟下りは中学生以上4300円、小学生以下2千円で、1日2便。ともに運航期間は11月までで、4歳未満は乗船できない。公社は事前予約を薦めている。

 問い合わせは熊野川川舟センター(0735・44・0987)へ。

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