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トルコ地震の義援金集め町に寄託 串本古座高の生徒会

田嶋勝正町長(右)に集めた義援金を届けた串本古座高校の生徒会役員=14日、和歌山県串本町サンゴ台で
田嶋勝正町長(右)に集めた義援金を届けた串本古座高校の生徒会役員=14日、和歌山県串本町サンゴ台で
 和歌山県串本町串本、串本古座高校の生徒会が14日、イベントで来場者に協力を呼びかけたり、教職員から集めたりしたトルコ大地震の義援金約4万5千円を町に寄託した。

 生徒会では地震が発生したことを受け、同校のCGS(地域包括的支援)部が同町樫野にある樫野埼灯台で11日に開いたイベントに参加して来場者らに義援金を呼びかけた他、校内で教職員にも協力を募った。

 生徒会を代表し、副会長の堀切暖木さん(17)=2年生=と書記の雑賀和さん(17)=同=が同町サンゴ台の町役場を訪れ、田嶋勝正町長に義援金を手渡した。

 田嶋町長は「いち早く動いて義援金を集めていただき、ありがとうございます。17日に在日トルコ大使館に行く予定で、今、各団体や個人の皆さんからたくさんの義援金を町にお届けいただいており、大使にお渡ししたい。串本の若い人たちが義援金を集める活動をしてくれたことを伝えたい」と感謝。「これから時間がたつごとにもっと被害報告が出てくると思う。長いスパンでの協力体制、息の長い活動をしていかなければと思っているので、ぜひとも皆さんも取り組んでくれたら」と呼びかけた。

 堀切さんは「物心がついた時からトルコと串本町の関係について学んできたので、トルコで地震というニュースを聞いたときに、何か動かなければならないと思った。自分たちがいろんな人に呼びかけることで振り向いてくれる人が増えるのではないかと考えて、義援金を集めることにした」と話した。今後、街頭で募ったり、生徒・保護者に協力を呼びかけたりする他、チャリティーバザーの開催も検討したいという。

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