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2月22日に中国へ 永明ら白浜のパンダ3頭

2月に中国に帰る永明(和歌山県白浜町で)
2月に中国に帰る永明(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は29日、施設で飼育しているジャイアントパンダ3頭を中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へ送る日程が2月22日に決まったと発表した。

 繁殖研究などのために旅立つのは「永明(えいめい)」(雄30歳)と双子の「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」(ともに雌8歳)。

 旅立ちに伴い1月20日~2月21日、3頭の健康状態を確認するために必要な検疫期間を設ける。この期間を「お見送り期間」とし、検疫状況により屋内運動場で1、2頭を観覧できるが、人数や時間などを制限する予定。

 歓送セレモニーは、2月21日夕方で、オンライン配信を予定している。

 永明は、中国・北京動物園で1992年9月14日に誕生し、中国との共同繁殖研究のため94年9月6日に来園。現在16頭の父親となっており、飼育下で自然交配し、繁殖した最高齢記録を持っている。パンダの保全、継続的な日中共同繁殖研究の計画に基づき返還する。

 桜浜と桃浜は、アドベンチャーワールドで2014年12月2日に誕生。父は永明、母は「良浜(らうひん)」(22歳)。双子は性が成熟する年齢に達しており、今後中国でパートナーを探し繁殖を目指す。

 3頭が旅立った後、施設に残るパンダは、「良浜」、「結浜(ゆいひん)」(6歳)、「彩浜(さいひん)」(4歳)、「楓浜(ふうひん)」(2歳)の4頭。いずれも雌。

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