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梅の医学的効能で報告会 みなべ町

梅の医学的効能について研究者4人が報告した(30日、和歌山県みなべ町芝で)
梅の医学的効能について研究者4人が報告した(30日、和歌山県みなべ町芝で)
 和歌山県みなべ町は30日、同町芝の町役場で梅の医学的効能に関する研究報告会を開いた。新型コロナウイルスに対する梅の効果などを町と共に調べている研究者4人が、これまでの成果などを報告。町民ら約40人が耳を傾けた。

 大阪河﨑リハビリテーション大学の中村美砂教授は、梅をよく食べる人は記憶認知機能向上や脂肪肝抑制などの働きがある細胞オステオカルシン値が高かったと報告した。

 和歌山工業高等専門学校の奥野祥治教授は、梅のエキスが、しわなどの皮膚の老化予防効果があることが分かったことから、特許申請中であると話した。

 東海大学医学部の山本典生教授は、梅干しには新型コロナの感染を抑制する成分が含まれていることが実験で明確になったと述べ、今後、感染抑制メカニズムをより詳細に解析していくと述べた。

 大阪河﨑リハビリテーション大学の宇都宮洋才教授は、梅の医学的な研究について「大学の先生だけで頑張っているのではなく、町民と一緒に進めている」と話し、協力を呼びかけた。

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