【動画】古座川で「ササ立て漁」最盛期 投網で落ちアユ狙う
和歌山県古座川町を流れる古座川やその支流の各地で、産卵のために川を下る「落ちアユ」を投網で狙う「ササ立て漁」が行われている。今が最盛期といい、同町立合でこの漁をしている上野泰義さん(76)=古座川町宇津木=は20日、「今のところ数は少ないが、サイズは大きい。今後、少し増水して上流のアユが下って来てくれることを期待したい」と話していた。
ササ立て漁は川を横切る形でササを立てて並べることで、川を下るアユの群れを警戒させて「足止め」し、長さ10メートル以下の小鷹網(こたかあみ)を投げて捕らえる伝統漁法。古座川漁協によると、漁期は9月20日~12月19日で、正組合員が投網の鑑札を買い、申請を出すことでこの漁ができる。川幅いっぱいにササを立てず一部を開けるといったルールがあり、管内では約65カ所で行われているという。
上野さんはこの漁を15年ほど続けており、今年も9月26日ごろから、立合を流れる幅約40メートルの古座川にササを立てるなどして漁を始めた。
今季はこれまで十数回漁に出ている。70匹ぐらいを捕獲する日もあればゼロという日もあって、今のところは合計で200匹ほど。昨年に比べると数は少ないが、サイズは20センチ以上のものが多く、最も大きいもので27センチの大物もいたという。「6月から9月ごろは友釣りをし、この時季になるとササ立て漁を楽しんでいる。アユの群れが来た時はわくわくし、うまく網を投げられるかなど駆け引きが面白い」と話していた。雨の後の晴れた日や急に冷え込んだ時などが漁に適しているという。
上野さんは今季、11月末ごろまで続ける予定。
ササ立て漁は川を横切る形でササを立てて並べることで、川を下るアユの群れを警戒させて「足止め」し、長さ10メートル以下の小鷹網(こたかあみ)を投げて捕らえる伝統漁法。古座川漁協によると、漁期は9月20日~12月19日で、正組合員が投網の鑑札を買い、申請を出すことでこの漁ができる。川幅いっぱいにササを立てず一部を開けるといったルールがあり、管内では約65カ所で行われているという。
上野さんはこの漁を15年ほど続けており、今年も9月26日ごろから、立合を流れる幅約40メートルの古座川にササを立てるなどして漁を始めた。
今季はこれまで十数回漁に出ている。70匹ぐらいを捕獲する日もあればゼロという日もあって、今のところは合計で200匹ほど。昨年に比べると数は少ないが、サイズは20センチ以上のものが多く、最も大きいもので27センチの大物もいたという。「6月から9月ごろは友釣りをし、この時季になるとササ立て漁を楽しんでいる。アユの群れが来た時はわくわくし、うまく網を投げられるかなど駆け引きが面白い」と話していた。雨の後の晴れた日や急に冷え込んだ時などが漁に適しているという。
上野さんは今季、11月末ごろまで続ける予定。